【21】 ページ24
、、
……ん、?
なんだろう背中が……暖かい……
いつもならボロアパートのすきま風の寒さで目を覚ますのに……
私はゆっくり目を開ける。
右の肩から自分の髪の毛とは違う白髪の塊が鼻をくすぐる。
肩にふわふわの白猫でも乗ってるのかな……
そうボーッと呑気なことを考えていたらだんだん意識が覚醒してきた。
ん…?そもそもなんでこんな所に猫?
てゆうか背中からなんだか包み込まれているような……
私はゆっくり目線を布団の中に向ける
『…………えっ!!!?!?』
後ろから私の前に回された白くてゴツゴツした腕が目に入る。
私はその腕の中から抜け出すように必死にもがく。
五「ん〜……まだ7時だよ…もう少し寝ようよ……」
そう右肩の白い毛玉……もとい昨日初めて会った五条悟がそう言葉にした。
いや、え!?
『ま、待ってっっ!!!!な、なんでここに!?てゆうかなんで一緒に寝てるの!?どうやっていつ入ったのっ!?』
私はあまりの衝撃で口がよくまわった。
五「ん〜、まぁ、まぁ、細かいこと気にしないでさ。あと2時間くらい寝ようよ」
そういった五条悟は私を後ろから更に包み込む様に抱きしめて布団に入り込む。
いや、、あの、1人用の布団だしそれに……
『昨日初めて会った人とこんな距離で寝れないんだけど!!!!』
五「もぉー、僕夜任務行って帰ってきた所なんだよね。ちょっと寝させてくれてもいいでしょ。話は起きてから、ね?」
そう言って私の頭を撫でる五条悟。
そっか……この人からすれば私はただの妹。
しばらく会ってないとはいえただの妹だ。
それにこんなに顔がいいなら女の人の扱いなんて両手じゃ足りないくらいなんだろう。
私はモテたことないし(本人無自覚)、こんなに男の人と距離が近い事もないから意識してるだけ……
知らないけどきっと兄弟ってこういうの普通なんだろう…。
でも今更兄なんて……
そう思いながら至近距離の五条悟の顔をみる。
なんだか幸せそう……
『あぁ……もう考えるのやめよ……』
そう言って私も再び眠りについた。
2時間後中々起きてこない私を心配して様子を見に来た大家さんに2人で寝てるところをみられ大声で起こされた。
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舞(プロフ) - amroさん» 今から見ます〜! (8月29日 22時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます!何も聞かずに主さんを見守ってくれていた大家さん…実は…。是非今後の更新もお待ちいただけますと幸いですっ! (8月29日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 舞さん» 舞さん、コメントありがとうございました。遅くなりましたが更新しておりますっ、お暇な時にでも読み返して頂けたら嬉しいですっ (8月29日 21時) (レス) @page27 id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 夢主のピンチの時に大家さん再登場するとか熱すぎる妄想してしまった (8月29日 21時) (レス) @page26 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - amroさん» 久しぶりの更新ありがとうございます! (7月8日 0時) (レス) @page24 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2020年12月30日 14時