【09】 ページ12
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虎杖「…つまり、Aさんは呪霊と戦えないって事っすか…」
虎杖くんが戸惑いながら私にそう問いかける。
『うん…だからこの呪霊を倒すのはみんなにお願いする事になる…ごめんね…』
自分の力の無さで、年下の学生頼るのは情けない。
虎杖「誰も傷つけないって、Aさんらしい能力で俺はいいと思いますけどね。今は俺たちに任せて下さい！」
そう言って虎杖くんは呪霊に向かって走り出した。
呪術師なのに呪霊を祓う事が出来ない
って捉えるのではなく
呪術師だけど誰も傷つけない
って考え方を虎杖くんは私に伝えてくれた。
私の視野が狭かったのだと痛感した。
そう言ってくれる人も現代の呪術師にいるんだな…。
伏黒「うぅ…」
そう考えていると横で気絶していた伏黒くんが意識を取り戻す。
『伏黒くんｯｯｯ大丈夫！？』
伏黒「…はい…。ｯ子供は！」
『さっきの子なら今は陸で釘崎さんと気を失ってるよ。今、虎杖くんが呪霊と戦ってる。』
私の言葉をきいてすぐに呪霊に目線を戻す伏黒くん。
伏黒「子供と釘崎をお願いします…」
ｻﾞｯｻﾞー
そう言って伏黒くんも虎杖くんと共に呪霊に向かって走り出した。
呪霊は任せて私は釘崎さんと子供にいそいで駆け寄る。
子供は釘崎さんが庇ったから無傷だ。
私は2人を安全な場所へ移動させる。
釘崎さんの身体についたかすり傷や打撲に触れる。
『スゥー…
“対象者…釘崎野薔薇…
無殺縁呪術ーーー ” 』
ﾊﾟｧｧーーー
気絶する釘崎さんの表情が穏やかになった。
いざという時の為に呪術の訓練続けておいて良かった……。
私は自分の手のひらをみる。
家を出てからはもう関わることが無いと思い目を背けていた能力だが
大人になった時に、いざという時
“使える”か“使えない”か なら
使えた方がいいと吹っ切れて考える事にし
地道に独学で鍛錬していたのが役に立った。
条件は
フルネームの分かる対象者の負った傷を
無傷の状態に戻す事が出来る。
軽い怪我でしか試した事がないのでどこまでの回復力があるかは分からない。
人前で使うことはほとんど無い。
とりあえず一安心かな…！
2人が心配だ…！
私は虎杖くん、伏黒くんが戦う河川敷へ再び向かった。
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舞(プロフ) - amroさん» 今から見ます〜！ (8月29日 22時) (
レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！何も聞かずに主さんを見守ってくれていた大家さん…実は…。是非今後の更新もお待ちいただけますと幸いですっ！ (8月29日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 舞さん» 舞さん、コメントありがとうございました。遅くなりましたが更新しておりますっ、お暇な時にでも読み返して頂けたら嬉しいですっ (8月29日 21時) (レス) @page27 id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 夢主のピンチの時に大家さん再登場するとか熱すぎる妄想してしまった (8月29日 21時) (レス) @page26 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - amroさん» 久しぶりの更新ありがとうございます！ (7月8日 0時) (レス) @page24 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2020年12月30日 14時
