【A3!】楽しんだもん勝ち【銀泉会】【茅ヶ崎至】【逆ﾊ】

【01】ﾋﾞﾛｰﾄﾞｳｪｲ ページ3

私の名前は、泉田 A
現在23歳。 独身。


無事高校を卒業した私はそこそこいい会社へ就職した。

「 A、この資料人数分コピーお願いしてもいい？」

『了解。茅ヶ崎、ついでにこのUSBの中身確認してもらってもいい？』

「りょ」



彼は同期の、茅ヶ崎至。

入社した時から部署もずっと一緒。
頼りになる存在だ。
仕事も完璧で見た目もいい彼には負けたくないという気持ちがあり勝手にライバル意識をもっている。
そうして努力しているうちに私と彼はこの部署のツートップになっていた。


「 Aさんって茅ヶ崎先輩と同期以外に関係はないんですか??」
可愛い後輩ちゃんがそう質問してくる
『??同期以外とは?』
質問の意図が読めず質問で返す。
「だって茅ヶ崎先輩って A先輩以外の人呼び捨てで呼ばないじゃないですか」
確かに茅ヶ崎以外私を呼び捨てする人はいない。
『うーん確かに…でも同期だし入社してからずっと一緒だから気にしたこと無かったな』

「羨ましいです…私も A先輩みたいに茅ヶ崎先輩に名前で呼んでもらって信頼されるようになりたいです！」

そういう後輩ちゃんは顔を赤くしてすごく可愛い。

いいね…若いな。


「でもまず目標は A先輩に頼られるようになる事です！」

『うぅ、いつの間にそんな立派な事言えるようになったの…ありがとう…』

後輩ちゃんはまっすぐ私を見つめてそう言ってくれた。それだけで今日の残業も頑張れそうだ…

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