【A3!】楽しんだもん勝ち【銀泉会】【茅ヶ崎至】【逆ﾊ】

【43】ﾋﾞﾛｰﾄﾞｳｪｲ ページ45

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全員が顔を見合わせて驚いた。
「真澄がナナシに電話したってことはさっきいってた心当たりある知り合いってまさか…」
茅ヶ崎がこっちをみて驚く。

「………てゆうか、手離して。」

真澄くんが静かに私とシトロンさんの間に入って繋がれた手を離した。
そして真澄くんと手を繋いでる。
いや、何故??

「ちょ、ちょっと。真澄。何で手を繋いでるの。真澄は監督一筋だろ？Aは監督じゃないだろ？ 」

今度は茅ヶ崎が私と真澄くんの間に入ってきた。

「…監督はもう神の領域に達した。大好き。Aは俺に世界を広げてくれる…大好き」
「ダメです。」
「うるさい、ただの同僚」
「ただのじゃない！だって俺とAは同期で入社した時からずっと2人で切磋琢磨して、辛いことも嬉しいことも乗り越えてきた俺の……」



『…俺の？』
「俺の？」
疑問符を浮かべる私と佐久間さん

「へへ〜、俺の？」
「あ〜至さん、俺の？(ﾆﾔﾘ」
ニヤニヤしながら茅ヶ崎に問いかける立花さんと皆木さん

「なっ//// くっ…そ、それはいいとして、真澄の今の電話の先がAって事はAは作曲が出来るって事…？」



『…？ 話の流れが…。』

作曲？


「そうですね。ここは本人がいらっしゃるみたいですので直接交渉しましょう。泉田さんこちら座ってください。コーヒーとカレー持ってきます。」

『!!?』



コーヒーとカレー!?



「あ、後みなさーん。」
さっきアップルパイを預けたメガネの人がリビングのドアからひょこっと顔を出して声をかけた。

「その美人さんからアップルパイを受け取りましたので今お皿に乗せて持っていきますね〜」

「oh!! そうダヨ！アッパーパンチ私にもほしい！お寺参りするネ」
「……お手伝いとみた」


『ツッコミが拾いきれないよ…』

そう呟いて私はリビングの椅子に通された。
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