【A3!】楽しんだもん勝ち【銀泉会】【茅ヶ崎至】【逆ﾊ】

【24】ﾋﾞﾛｰﾄﾞｳｪｲ ページ26

そこからは茅ヶ崎の的確な指示であっという間だった。

『下着みんなに丸見えだったの恥ずかしいな…上着かしてくれた茅ヶ崎にお礼言わなきゃ…でも茅ヶ崎が濡れなくてよかった…』
大切な時期だもんね…。風邪引かせるわけにはいかないよ。

ﾊﾞﾀﾝｯ
「お待たせしました！茅ヶ崎先輩が変えの服貸してくれましたので着替えましょう」

そう言って後輩ちゃんが持ってきた紙袋には茅ヶ崎の私服が入っていた。
黒のパーカーに無地のジャージ。
大方会社に泊まり込みする時用に置いてるやつだろう。


有り難く着る事にした。
茅ヶ崎のだし少しサイズは大きい。
まぁ、後は帰るだけだしいいかな…。



オフィスに戻るともう花瓶の水も散らばった書類も無くなっていた。
片付けが早い。
「Aさん私が転んだせいですみませんでしたｯｯ」
「A先輩俺が花瓶持ってなければ…すみませんでしたｯｯ」
『2人とも気にしないで。怪我した訳じゃないし大丈夫だよ』
「「Aさん/先輩…！！」」

「A、庇ってくれてありがとう。怪我無くてよかった。風邪引かせる訳にはいかないし今日は真っ直ぐ帰って寝るんだよ」

そう言う茅ヶ崎は頭を撫でる。
『いえいえ、茅ヶ崎が風邪引く方が大問題だからね。真っ直ぐ帰るよ。それじゃあ失礼します』


そう言ってジャージ姿で、私は会社を出た。

祭りは行きたかったけどジャージだし、、、
ケンちゃんのお店だけでもみて帰ろうかな…

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