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《渡辺side》
涼太に連れられ車に乗せられたんだけど、終始無言‥‥
まぁ俺も喋りたいと思っているわけではないから、この無言が妙に心地いい。
小さい頃から当たり前のように涼太が隣に居たからか、他のメンバーと一緒にいるときより気を使わなくて楽なんだ。
涼太の家の前で2人とも降ろされ、俺は涼太に続き家に上がらせてもらう。
今まで気づかなかったが、ここまでずっと涼太に手を引かれている。
ちょっと恥ずかしい‥‥
涼「手、洗ったら座ってて。」
俺は頷くと、洗面台に向かった。
鏡を覗き込むと、すげぇ酷い顔の自分が映り込む。
リビングに戻ると涼太の姿はなく、キッチンの方で物音がした。
涼「どうぞ。」
俺の前に置かれたハーブティー。
爽やかな香りが部屋中に、口に入れれば口の中いっぱいに広がる。
なんだかホッとする‥‥
涼「手、大丈夫？」
翔「あっ‥‥忘れてた‥‥」
こんなに腫れてるのに、涼太に指摘されるまで、全く痛みを感じていなかった。
苦笑いしているものの、手当てをしてくれる涼太。
涼「話、聞こうか？」
柔らかい表情の涼太。
今まで誰も触れてこなかったことを、ド直球でぶち込んでくる。
でも今の俺には、遠回しに聞かれるよりずっと素直に話せそう。
翔「‥‥歌、スランプ、上手く歌えなくて‥‥」
涼「うん。」
俺の拙い言葉を否定せず、俺の隣に座り、俺が話終わるまで、ずっと相槌以外は黙って耳を傾けてくれた。
イライラして苦しかった心が、少しずつ溶けてきたのか、気づいたら涙が溢れていた。
涼「うん、頑張ったね。」
そう言って涼太は俺の頭を撫でる。
そのたった一言が、今の俺にはすごく刺さった。
俺が頑張ってたこと、ちゃんと言葉にして、無駄じゃなかったと認めてもらえることに安堵感を覚えた。
翔「あり、がと‥‥」
涼「今は1人になりたい？少し席外そうか？」
翔「(首横に振る)」
涼「分かった。」
それからどれくらい時間が経ったのか、涼太はずっと隣に居てくれた。
何をするわけでもなく、本当に隣に座っているだけ‥‥
翔「涼太。」
涼「ん？」
翔「ありがと、もう大丈夫。」
涼「そ？良かった。」
問題が解決したわけじゃないけど、俺の中のイライラが薄くなったのは確か。
でも、なんだろう‥‥なんだか胸に違和感が‥‥
モヤモヤするのはなんでだろう‥‥
涼「翔太、お仕置きいる？」
翔「へっ？」
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CECIL(プロフ) - わのんさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けたなら良かったです♪また読みに来てくださいね！ (2月25日 8時) (
レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
わのん(プロフ) - リクエスト答えてくださりありがとうございました😭💞💞いわふか最高でした😻またかわいいひーくんも、みんなのお兄ちゃんしてるひかるくんも見れることを楽しみにしています☺️‼️ (2月24日 21時) (レス) @page47 id: b68e34ba0f (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - みみさん» コメント&リクエストありがとうございます！順番に書かせていただきますので、お時間かかるかもしれないですが、頑張らせて頂きます♪ (2月24日 20時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
みみ - リクエストお願いします！めめがいわふかにお仕置きされるお話しをお願いしたいです。 (2月24日 16時) (レス) id: 9854f34091 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - ホニョホニョさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けたみたいなので何よりです♪リクエストしていただいて大丈夫です！遅くなるかもしれませんが、順番に書かせて頂きます！ (2月21日 18時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CECIL | 作成日時：2024年2月3日 22時
