White Dream Story -2-

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《ラウールside》


しょっぴーからのキツーい仕上げをもらって、もう泣くことしか出来なくなった僕。
恥ずかしいとかそんなのどうでもいい。


僕のお尻ついてるっ⁈て思うくらい熱いし、ピリピリ、ズキズキと痛む。
ソファに蹲ったまま、シクシク泣いていると、


大「よーし、よく頑張った！」


と言って、ガシガシと頭を乱暴に撫でる佐久間くん。
さっきとは違う、いつものトーン、明るい声。


やっと許されたんだ‥‥
そこでやっと理解して、安心感からか涙が余計に止まらなくなった。


翔「怖かったよな？ごめんな？」


そう言いながら、お尻を冷やしてくれているしょっぴー。
なんで謝るの？しょっぴー悪くないでしょ？
言葉が出ない僕は、一生懸命首を横に振る。


2人のこと、いつもイジったり、からかったりしてるけど、やっぱりお兄ちゃんなんだなぁと実感。
泣いている僕をドロドロに甘やかして、慰めてくれる。


大「あんま心配かけんなよ？」




翌日ー


僕は今、椅子に座っためめの目の前に立っている。
理由は昨日の出来事。
恐らく、2人のどちらかがめめに報告したんだろう。


蓮「で？しっかり叱られたの？」

ラ「‥‥はい。」

蓮「はぁ‥‥逃げんなよって約束したのにな。」

ラ「ごめんなさい。」


またお仕置きされるのかと思うと、涙が溢れそう‥‥
昨日も嫌というほどお尻叩かれたのに、めめにまで叩かれちゃったら、ほんとにお尻壊れちゃうよ(泣)


怖くてギュッと目を瞑る。
ガシャンと椅子から立ち上がる音がする。
めめが近づいてくると分かると、心臓がうるさいくらいにドクドクしてる。


バチーンッ！


ラ「いったーっいっ‼︎」


叩かれたお尻を押さえ、あまりの痛さにぴょんぴょん跳ねる。
そんな僕を見て、微笑んだめめが、


蓮「今回はこれで勘弁しといてやる。」


そう言うと、頭を撫でられた。
この2日で3人からお仕置きをもらうことになるなんて‥‥
怖いお兄ちゃんたちが顔を出さないように気をつけよ‥‥




fin

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