White Dream Story -2-

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《宮舘side》


唯一無二‥‥
そう言われて、妙に腹にストンと落ちた。
確かに誰かの真似をしたって、それは真似でしかない。
俺は俺で、俺が出来ることをすれば、それが『俺らしさ』になることに全く気付いてなかった。


和「俺が言いたいこと、分かってくれた？」

涼「はい‥‥」

和「よろしい。」


そう言って俺の頭を撫でる亀梨くん。
正直、まだ膝の上でお尻を出したままなので、この子ども扱いはかなり恥ずかしい。
自分でも分かるほど、顔が燃えるように熱い。


和「人に相談することは悪いことじゃないよ。
　 それで気付くことだってあるんだから。」

涼「はいっ‥‥。」

和「じゃあお仕置き終わりっ。」


ぱしんっ


軽く叩かれて、やっと膝から解放された。
ヒリヒリ痛むお尻を恐る恐る振り返り見ると、元の色が分からないくらい真っ赤に染め上げられている。


恥ずかしすぎて急いで下着とズボンを戻すが、布が擦れるのがあまりに痛くて、思わず顔を歪める。


和「あははっ♪そんなに急ぐから。」

涼「だ、だってぇ‥‥」

和「俺からは終わりだけど、ちゃんと渡辺にも仕上げしてもらえよ？」


‥‥へっ？


和「渡辺が俺に相談してきたの。
　 ダテが悩んでるくせに、話す気全くないからって。」


あぁ、やっぱりバレてたか。
あれっ？てことは‥‥


和「お前、前にも渡辺に叱られてんだろ？
　 ちゃんと叱られてきなさい。」


うえぇ‥‥最悪だ‥‥
もうこんなに痛いんだから、許してくれてもよくないか？
誤魔化しちゃおうかな？


和「ちゃんと確認するからな？
　 行かなかったら最初から。」


考えが顔に出ていたのか、しっかり釘を刺されてしまった。
幼馴染は、果たして手加減してくれるのだろうか‥‥





fin？

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