White Dream Story -2-

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《宮舘side》


〜♪〜♪


着信‥‥誰からだろ‥‥
あれ？珍しいなぁ。
ディスプレイに表示された名前を見て、少し驚いた。


涼「もしもし、お疲れ様です。」

？「おつかれーっ。ダテ今日暇？」

涼「僕、今日はもう終わりです。」

？「じゃあ家来ねぇ？
　 ゆっくりメシ食おうよ！」

涼「分かりました。‥‥はいっ。失礼します。」


いつも突然誘ってくれるけど、今回もやっぱり突然だったな(笑)


康「だてさーん？今日終わりやろー？
　 遊び行かへーん？」

涼「あ、ごめんっ。今先約入った。」

康「そっかぁ、残念っ！ほなまた誘うわっ！」

涼「うん、ありがと。」


俺は康二からの誘いを丁寧に断り、荷物をまとめると、足早に控室を出た。
気のせいかもしれないけど、なんか翔太がこっち見てたような‥‥？


自宅にお邪魔するんだから、何か手土産用意していかないと！
きっと呑むことになるだろうから、おつまみ系でいいかな？
少し買い込んでから、タクシーを拾った。




《渡辺side》


翔「もしもし、お疲れ様です。」

？「おう、渡辺じゃん。どした？」

翔「あのぉ、実は‥‥」


電話の相手に、涼太の様子が少しおかしいこと、俺たちにはどうも話してくれなさそうで困っていることを話す。


？「ふーん、なるほどね。でも、俺でいいの？」

翔「俺よりも上手に話運んでくださると思ったんで、お願いします。」

？「おっけ、了解(笑)」

翔「すみません、お願いします。‥‥はいっ、失礼します。」


承諾してもらえて、ホッと一安心。
俺から連絡することなんて滅多にないから、めっちゃ緊張したよ‥‥
ましてやこんなお願いなんて、今まで誰にもしたことないし。


上手く事が運べばいいんだけど。

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