White Dream Story -2-

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《岩本side》


康「ぅわぁぁああんっ‼︎ごめんなさいぃぃっ‼︎」


しっかり反省したのか、泣きながら謝る康二。
膝の上でお尻を隠さず、泣きじゃくっている姿はほんとに子どものよう。


俺は康二を引き起こし、膝の上に向かい合うように座らせる。
ぐちゃぐちゃになった顔を必死に拭っている康二に、顔を上げさせ、しっかり言い聞かせる。


照「康二？寂しいときは寂しいって言葉にしないと伝わらないよ？
　 自分の為にも次はちゃんと教えて？」

康「‥‥っく‥‥ぁぃ‥‥」

照「あと、イタズラも程々にしないとね？」

康「ひっく‥‥ぅぅ‥‥」

照「みんなにも会ったらちゃんとごめんなさい出来る？」

康「っっ‥‥するぅ‥‥」

照「うん、じゃあお仕置き終わり。」


そう言うと、もう十分に流したであろう涙がまた溢れ出してきて‥‥
グズる康二の頭や背中を、落ち着くまで撫でてやると、少し落ち着いてきた。


康「照兄ぃ‥‥」

照「ん？」

康「ギュッてしてぇ‥‥」


上目遣いで甘える康二。
この弟感、俺はこれに滅法弱いんだよぉ‥‥
いつもなら恥ずかしさで絶対しないんだけど、仕方ないか。


後日。
俺は出来る限り康二と一緒に、メンバー1人1人に頭を下げて回った。
みんな事情を話すと、大体笑って許してくれた。
康二は終始、また叱られるんじゃないかって怯えてたけどね(笑)


康「あんな、照兄って怒ったらめっちゃ怖いねんで？」


って、俺のいないとこで話してたのを知ったのは、それからすぐ後のこと。
あれっ？俺って康二にはめちゃくちゃ甘いと思ってたんだけどなぁ。




fin

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