White Dream Story -2-

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《阿部side》


頼みの綱のふっかにまでフラれてしまった。
ガックリとしているところに、照は容赦なく平手を落とす。


ばしんっ


亮「いったいってぇっ‼︎」

照「そりゃお尻叩いてますから。」


ばしんっ


そういうことじゃなくてーっ！
服の上からなのに、なんでこんなに痛いのぉ⁈
加減とか知らないのかなっ⁈


恥ずかしさのあまり素直になれず、抵抗を続けていると、


照「よーく分かった。
　 いっぱい泣くことになるから、覚悟しな。」


そういうと、片膝をついた照の膝に乗せられ、俺の履いてるもの全てを、膝下まで一気に引き下げた。


亮「あーっ‼︎やだやだやだぁぁっっ‼︎」


体を目一杯捻ってお尻を隠そうとするも、


バチィィィインッ！


亮「ぃだあぁぁああいぃっっ‼︎」


その強烈な一打で、腕も引っ込んじゃった‥‥


照「ほんっとに悪い子だねっ！
　 お尻真っ赤にしてあげるから、しっかり反省しなさいっ！」


バチィィィインッ！


亮「ぅわああぁぁんっっ‼︎」


厳しくお尻を叩かれ、子ども扱いされ、もう頭ん中グチャグチャ。
一発一発がすんごく重くて、お尻の奥まで痛みが響くし、叩かれた後もジワッと痛みが来る。
かと思えば、すぐに新しい痛みが来て‥‥


バチィィィインッ！


亮「ぃだああぁぁいっっ‼︎」


涙や汗で顔がぐちゃぐちゃになった頃、ふと平手が止み、照が話しかけてきた。


照「お前が倒れたとき、俺たち心臓が止まるかと思うくらい心配したんだよ？」

亮「‥‥ひっく‥‥」

照「熱も40度近く出てるし、気ぃ失ってるし。」

亮「‥‥うっ‥‥」

照「それなのに、熱下がったからってまた無茶したら、ぶり返すかもしれないでしょ？」

亮「‥‥ふぇぇ‥‥」

照「自分の体、大事にしなきゃ駄目っ。
　 メンバーたちの為にもね。」

亮「ふぇっ‥‥はぁぃ‥‥」


そっか、俺、心配させてたんだ。
照の言葉が胸に刺さって、なんだか苦しい。

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