White Dream Story -2-

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《深澤side》


俺が2人の荷物を持って医務室へ戻ると、阿部ちゃんの目が覚めていた。
今のところ熱以外は症状は出てないけど、40度近くあるから頓服薬だけ処方してもらった。


照「まだ熱あるから、とりあえず今日は俺ん家に泊まれ。」


という言葉に阿部ちゃんは拒否反応を起こしていたが、俺が後からダメ押しすると、不貞腐れながらも了承してくれた。
幸い明日は阿部ちゃんはオフ。
なんと、俺も照もオフなんです！
お家に帰っても1人だろうから、1人でも多く傍に居るほうがいいだろうしね！


俺たち3人はマネージャーに照の家まで送ってもらう。
阿部ちゃんはバツが悪そうにずっと俯いていて‥‥
それもそのはず。
実は前にこんなことがあったんだよ。


数ヶ月前にも体調不良を隠してたことがあってね？
照が気づいて、コンコンと説教はしてたんだけど‥‥
とりあえず今は阿部ちゃんの体調が第一優先！


照「どうぞ。」

辰・亮「お邪魔しまーす。」

照「阿部は着替えたら、俺のベッドで横になること。
　 ふっかはこっち手伝って。」


テキパキと指示を出す照。
阿部ちゃんも大人しく着替えに行ったので、照の元へ行くと、照が俺に耳打ち。


照「阿部の体調良くなったら、ちょっと叱るから。
　 ふっかもそのつもりでいて？」

辰「はいはい。」


そりゃそうだよね。
前回結構叱られてからの今回だからね。
しっかり反省してくれたらいいんだけど‥‥


それからは阿部ちゃんにご飯を食べさせ、薬を飲ませると、すぐに眠りについてくれた。
早く元気になってよ。



？「‥‥‥⁈」

？「‥‥っ！」


ぅーん、もう朝ぁ？
俺いつの間にか阿部ちゃんが寝てる傍で寝てしまったんだ‥‥


ん？さっきからなんか声がするような‥‥


リビングに向かうと、ソファに座った照の前に正座させられている阿部ちゃんの姿が目に入った。
何か言い合いした後に、逃げ出した阿部ちゃんを照が捕まえて‥‥
あっ、阿部ちゃん、照にお尻ぺんぺんされてる‥‥

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