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《宮舘side》
医「捻挫ですねぇ。
3日前でしたっけ?かなり痛かったでしょう。」
骨折などはしてないようだけど、捻挫の程度が良くないみたい。
筋肉も少し炎症を起こしているよう。
レントゲンも撮ってもらったが、骨にも異常はなさそうなので、痛み止めと炎症を抑える薬を処方され、1週間は安静にとのこと。
医「次は酷くなる前に受診してくださいね?」
苦笑いでお小言をいただいてしまった。
帰りはマネージャーが車で送ってくれることになったんだけど、
翔「2人とも舘さん家で降ろして。」
涼「えっ?先に翔太‥‥」
翔「いいから。」
また押し切られてしまった。
必要以上に言葉を発さない翔太。
いつも通りなのに、いつもと違う。
車の中は異様な無言に包まれた。
マネージャーからも無理はしないようにと釘を刺され、送り届けられた。
翔太と一緒に‥‥
仕方がないので家に上がってもらおう。
翔「足痛いだろ?着替え終わったら座ってて。」
涼「でも片付け‥‥」
翔「そんなの俺がやるから。」
俺から荷物を半ば強引に引き取ると、淡々と片付ける。
俺は着替え終わると、リビングのソファに腰掛ける。
自分の家なのに、なんだか他人の家みたいで落ち着かない。
あ、せめてお茶でも‥‥
そう思って立ち上がろうとすると、
翔「座ってろって言ったよね?」
と一喝。
翔太が終わるのを大人しく待つ羽目になった。
俺の荷物を片付け終わると、俺の隣に腰掛ける翔太。
翔太「さて。」
ビクッ
なんかいつもより声が低くて、背中に緊張が走る。
翔「なんで怪我したこと黙ってたの?」
涼「えっと‥‥言わなきゃだめ?」
翔「言わずに済むと思ってる?」
ですよね‥‥
出来れば言いたくないのが本音だが、そんなこと、今の翔太が許すはずもない。
すぐに治るだろうと甘くみていたこと。
大事な時期だから、士気を下げるようなことはしたくなかったこと。
話すたびに、尋問ってこんな感じなのかなって思うほど、心がザワザワする。
翔「で、結果的に悪化させたし、みんなに心配かけてんじゃん。」
はい、ごもっともです。
返す言葉もごさいません‥‥
翔「今後のためにも、ちょっと懲らしめたほうがいいかもね?」
涼「‥‥?」
どういう意味?と思っていたら、腕を引かれ、翔太の膝の上に引き倒された。
あ、これって‥‥
翔「涼太、お仕置きだよ。」
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CECIL(プロフ) - 苺さん» 初めまして、コメントありがとうございます!現在リクエストを募集する予定はなかったのですが、時間が出来ましたら書かせていただこうと思います。 (1月27日 22時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 初めまして苺です。リクエストで佐久間君が休みがなくて限界で全員で仕事があるのにマネージャーが迎えに行っても行方不明で皆で心配して電話をしてたら岩本君の携帯に佐久間君のパパから実家にいると連絡が来て阿部ちゃんが迎えに行きお仕置きされる話が見たい (1月27日 19時) (レス) id: 6da2fe3136 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - すずさん» 嬉しいコメントありがとうございます!上手く書けてる自信が全くないので、日々精進です。いつでも読みに来てください♪ (1月25日 8時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続き楽しく読んでます!かわいいし、読みやすいし書くのすごく上手いなって思いました!次はどんな話かな?ってワクワクします!無理ならず作者様のペースで楽しく書いてください!応援してます♪ (1月25日 1時) (レス) id: f9edeb1212 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - もち。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!楽しみにして頂けるなんて光栄です♪また読みに来てくださいね! (1月24日 5時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CECIL | 作成日時:2024年1月20日 4時