淡雪の内緒事�� ページ4
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今日はやな日だった。
そう不貞腐れる俺はまだお子ちゃまなんだな〜と思う。
例のごとく麻雀配信で化け物卓に当たり負け散らかし、発狂したのちに配信を切った。
でも俺悪くなくない？
あれは絶対あの牌打つしかないじゃん？？
あーやだやだ。
そうやってお家芸とも呼べるキレ芸を披露し配信を切った後、知り合いの誰か配信やってないかな、とYouTubeを開いて眺めていた。
こういうなんかイライラした日に限って誰も配信しておらず、ただただマウスのホイールをクルクルと回す音が部屋に響いた。
ふと、なんとなく気になった配信があった。
何と言われれば、わからない。
こじつけて言うとしたら、昔の幼馴染が好きだった雪の結晶モチーフが使われた、それこそ自分と同じようなヘアピンをつけたVtuberが配信をしている事だった。
恥ずかしい話だが、かく云う自分もこの雪の結晶モチーフは幼馴染が好きだったからという誰にも言えない秘密がある…
こんな事リスナーに言ったら天ノ弱の同じように自分の可哀想エピソードにされ、即日切り抜きが上がり次の日には仲間達に笑い話にされるがオチだわ…
連絡手段もなくもう会うことも出来ないだろうと気付いてからも引きずり、しんどくなって天ノ弱事変を起こしたこともあったが、結局思い出の幼い彼女に戻ってきてしまう。
「あーやめやめ！！
闇の雀士からの過去掘り起こしはメンタルくるわ！！」
頭をフルフルと振って画面を見る
普段の俺ならそんなの気にしないし、モチーフ被りなんてVtuberではあるある過ぎて興味も起きなかった。
まあ今日は誰も配信してないし、メン限もする気もなんだか起きないし
気分転換に初心者ペックスでも見にいくかぁ
そう思いその配信を開いて見た時に俺の記憶がまた過去へと引きずり戻っていった
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作者名：みずと | 作成日時：2022年12月7日 19時
