34. ページ36
体育館は人が集まり、熱気が篭っていた。
舞台上では演奏の準備が着実進められていて、なるせはてきぱきと動きの指示をしていた。
『ちょっと緊張してきたかも、手が冷たい』
fw「大丈夫?」
不破の言葉にAは笑って『大丈夫』と答えた。
演奏が始まるのを今か今かと待っている人たちの声が遠く聞こえる。
drm「Aーーー!! 可愛いよーーー!!」
『あっは、だるま代わりに歌う?』
drm「んーーー! それは炎上かな!! 遠慮する!!!」
「きゃー! 不破せんぱーい! ローレンせんぱーい!!」
「葛葉せんぱーい!! イブラヒムせんぱーい! 頑張ってーー!!」
後輩からの黄色い声。
その声に対応してるのは不破とローレンくらいで。
nrs「Aー、一回音出してもらって良い?」
なるせに声を掛けられたAはギターを抱え直し、弦を弾くのだった。
.
.
.
会場はすっかり盛り上がっていた。
緊張もいつのまにか無くなっていて、冷えていた手もじんわりと汗が滲む程だった。
lrn「んじゃ次、何かリクエストある人ー?!」
nrs「何でも良いよ」
「不破先輩のバラード聴きたいーーー!!」
「なるせ! ラップして!!」
「Aちゃんと歌いたい!!」
無法地帯かのように投げられるリクエストの数々。
まさかこんなにもリクエストされるとは思ってなかった。
『あ、まって良い人見つけた』
ib「ん?」
『雲雀〜、ちょっとこっち来て〜』
見つけたのは1年の渡会雲雀。
Aが可愛がっている後輩の一人だ。
hbr「えぇ?! 俺?!」
自分を指差し驚いた顔をする彼は言われた通り舞台へと上がった。
『何か歌ってよ』
hbr「あれ、、何で俺がリクエストされてんスか…」
kzh「無茶振りが過ぎるｗｗｗ」
hbr「あそうだ。A先輩、俺がギター弾くんでふわっちとデュエットしてよ!! 動画観て、生で聴きてぇ!!って思ってた」
その言葉に会場が湧いた。
Aと不破は顔を見合わせ驚いた顔をする。
そんなAのギターを肩から外す雲雀は他のメンバーと何をやるか相談し始めた。
fw「...やろっか?」
『ははっ!! 良いね、やろ!!』
---
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「2j3j」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - 白瀬さん» 初めまして、コメント有難うございます。無事完結できて安心しています... 続編と次作は準備中ですので公開しましたらまたお時間ある時にでも宜しくお願い致します (3月26日 15時) (
レス) id: 705697b03a (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - 完結おめでとうございます。読んでいてとても楽しかったです！お疲れ様でした…次回作も楽しみにしています。 (3月26日 14時) (レス) @page46 id: fce1309fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - あさきさん» コメント有難うございます。完結の目処が立ちましたので最後まで楽しんで頂ければ何よりです... (3月23日 22時) (レス) id: 0970181027 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - え、も、もう、最高すぎます！！！！！！！🫶🫶❤❤︎大好きです！！！！メンクイ夢主ちゃん最っっっっっ高に可愛い！！！💍🤍🕊🏳️💍 (3月20日 23時) (レス) @page14 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｱｶﾂｷ
| 作成日時：2024年3月16日 8時
