【銀魂】骨の髄まで

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「「おかえりなさい!!」」
　
　
　





万事屋に戻ると新八と神楽が玄関まで来て迎えた。
　



普段はそこまでしないのに…、此奴らもか、なんて思い軽く睨みつける。
　
　
　
　
　
　


『ただいま』
　
　
　
　




それでも二人は俺の睨みなどなんてことない様子だったのに、彼女を見るなり一瞬顔を強張らせた。
　
　
　
　





「ほ…、ほら、入ってください! 僕お茶淹れますね!」
　



「あっ、私も手伝うアル!」
　
　
　






まるで逃げるようにそそくさと台所へと消えるのを見ながらブーツを脱ぎ捨て奥へと足を進めた。
しかし彼女は玄関に突っ立ったまま動かない。
　
　
　






「…? 何してんの? 上がれば?」



　

『うん』
　
　
　






そう言われて初めて草履を脱ぎ俺の脱ぎ捨てたブーツと共に丁寧に並べると家の中へと足を踏み入れた。
　
　
　






『ただいま』
　
　
　






再びそんな事を言うもんだから、思わず「お帰り」と言ってしまう。
その言葉に彼女は嬉しそうに頬を赤らめ笑うから胸の奥がギュと苦しくなる。
　
　





これは思った以上に心臓に悪いし、俺はこれから此奴と居ないといけないのかと思うと余計に胸が痛くなっ た。
　
　
　







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