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『それは、何だか、矛盾している気がします』
「はは、そうかもな… でも”ほこたて”のお前にはピッタリだろ」
『つまり、副長は何が言いたいんですか?』
Aの指摘に頭をガシガシと掻き毟り、それはそれは言いにくそうにする土方の次の言葉を待つ。
本当は少し分かっている。
分かっていても彼の口から聞きたいのだ。
それくらいの我儘は許されるだろう。
だって土方本人も相当な我儘を言ったのだから。
「これからも一緒に刀を握ってくれ」
「俺の隣で」
じわじわと込み上げる感情は身体中の血液が駆け巡り熱くなるのを感じた。
Aは背筋を伸ばし、頭を下げた。
.
.
.
「ふーん」
公園のベンチに腰掛ける銀時を見つけた沖田は、隣に座り事の経緯を話した。
「ありゃ、旦那は興味無かったですかィ?」
「いや、別に…土方も狡い男だなぁって改めて思っただけ」
死んだ魚の目で虚空を見つめ、沖田の話に耳だけを貸していた銀時は此処には居ない人物に対して小さく悪態を吐いた。
「好きって言っちまえば良いのに」
「旦那なら言いやすか?」
「いや言わない」
「ははっ、アンタも十分同じ穴の狢でさァ」
「Aちゃんは?」
「あの人は土方の隣に居られるなら何だって良いんじゃねぇですかね」
「それもそうか」
一通り会話を終えると立ち上がる銀時はその場を去って行った。
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ｱｶﾂｷ(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 最後まで読んでくださり有難うございました。めぐぽん様からのコメントとても励みになりました。 (7月2日 22時) (
レス) id: d828e70b5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 完結、お疲れ様です！改めて、ｱｶﾂｷさんのお話が好きだと思いました。また楽しみにしてます！ (7月2日 12時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 完結の目処は立っていますので更新はコンスタントに行えると思います。最後まで見守って下さると嬉しいです。コメント有難うございます (6月24日 14時) (レス) id: d828e70b5b (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - あさん» はじめまして。コメント有難うございます。かなり前に書き溜めてた作品を軽く手直ししながら載せているので至らない所もあるかもしれませんが、最後まで楽しんで頂ければ幸いです... (6月24日 14時) (レス) id: d828e70b5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが楽しみです！ (6月24日 12時) (レス) @page16 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱｶﾂｷ
| 作成日時：2023年6月21日 22時
