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私服の着物を着るのは久々だった。
まだ傷は完全に癒えていないものの、大人しく寝ているにはあまりに居心地が悪く、落ち着かない。
Aはこっそり屯所を抜け出した。
「何してんの、Aちゃん」
歌舞伎町と歩いて最初に見つかった相手は銀時だった。
『サボりです』
「…!! へぇ、あの真面目ちゃんが珍しいじゃん」
『私は邪魔だと…、言われました。足でまといなのだそうです』
「……土方くんに?」
『どうしたら良いのでしょう、必要とされない私は、何の為に…』
再び、剣を握る理由を失った。
「Aちゃん」
『こんな気持ちもう二度と経験したくなかった』
丸腰のAには何も残っていないとでも言う様に、虚空の目をしている。
「A」
そんな彼女の肩をグッ、と掴み真っ直ぐ目を合わせる銀時にAはようやく顔を上げた。
『…前に、聞きましたよね、どうして命を賭けるのか』
「…」
『旦那の言う通り、好きだったのかもしれません』
困った顔をする彼女はやっぱり何処か弱々しく銀時の知っている”A”とは全くの別物だった。
俺の知るAは、...そう口に出しそうになって止めた。
『憧れだけのつもりだったのに、』
「お前はどうしたいの?」
『え?』
「どうしたいんだよ」
銀時の口調は強かった。
少し怒っているようにも感じるそれにAは黙る。
「彼奴に言われっぱで、「はい分かりました」って良い子ちゃんで居るの?」
「まぁ、それでも良いけどね」
「でも俺はさ、彼奴がAちゃんに反抗されてタジタジになる姿が見たかったりするね」
腕を組んで「ウンウン、そうだよ」って一人納得する銀時にAは『何故ですか』と聞いた。
その質問に銀時ははっきりと言い張るのだ。
「そりゃ、
ムカつくから」
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アカツキ(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» 最後まで読んでくださり有難うございました。めぐぽん様からのコメントとても励みになりました。 (7月2日 22時) (レス) id: d828e70b5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - 完結、お疲れ様です!改めて、アカツキさんのお話が好きだと思いました。また楽しみにしてます! (7月2日 12時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» 完結の目処は立っていますので更新はコンスタントに行えると思います。最後まで見守って下さると嬉しいです。コメント有難うございます (6月24日 14時) (レス) id: d828e70b5b (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - あさん» はじめまして。コメント有難うございます。かなり前に書き溜めてた作品を軽く手直ししながら載せているので至らない所もあるかもしれませんが、最後まで楽しんで頂ければ幸いです... (6月24日 14時) (レス) id: d828e70b5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - 更新ありがとうございます!続きが楽しみです! (6月24日 12時) (レス) @page16 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ | 作成日時:2023年6月21日 22時