年長少年団。そのいち (ページ5)

今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:154,621 hit

● 最年長の朝 # 1 ページ5

.

AM 5 : 00

ピピピッと無機質な機械音が私の耳元にあるスマホから鳴っている。

「んん … 、うるじぇ … 」

こんな朝早くに目覚ましセットしたの誰よ … って私だったわ、うん。

昨日の夜調子乗って「明日5時に起きてやる！」とかジナに言ってた自分を殴りたい。

「ねむた … ぁ」

眠たい … 。寝ちゃだめかな？

でも今日仕事朝からだよねえ … 、泣

マネオッパ来るの早いしさあ … って寝坊助なマンネラインと私のために早く来てんのか。

「起きよ … 。」

寒いこの季節に布団から出るのはキツいけど

我慢や！我慢～～！！！

「なんか気合い入ったんやけど」

うん。今日は良い朝を迎えたわ。

.

「さっっむ！！！」

廊下は思ったよりも寒い。

自分を抱き締めるようにして、リビングに向かう。

リビングの扉を開けると、誰も居なかった。

カーテンの閉まっていないベランダから見える外の景色は、まだまだ薄暗い。

急いで暖房を付けてソファの上で縮こまる。

「寒すぎん、？てか誰もいないの～～泣ジナ起こそっかな … 」

てっきり誰もいないかと思って独り言を言う私。

本当に誰もいない、って。そう思ってた。

JK「ぬな、僕じゃだめなの？」

「 … っ！？」

ふわっと誰かの香水ではない自然な匂いに包まれる。

後ろから抱きしめられてるの … ？

「ぐ、くちゃっ？」

JK「んー、そお。おはよぬな」

「お、おはよ … 、びっくりしたじゃん … 」

JK「ふふ、ごめん。ジニひょんの話しかしてなかったからびっくりさせてあげたの」

「ぐくちゃんのばか … 」

JK「んー、ごめんってぬな。」

「 … もう知らん」

私がいじけると、ぎゅううって腕の力をもっと強くするぐくちゃん。

く、苦じぃい …

JN「んあーっっっっ！！！何してんの！？僕のAに！！！」

やっばい、うるさいの来たで … 。

.