年長少年団 。そのいち

● 季節はメリクリ # 1 ページ23

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黒マスク 。



サングラス 。




コートのフードを深く被って 、マフラーを首に巻く 。








「 完全防寒＆完全変装！ 」







鏡に写った全身真っ黒な自分をじっとりと見つめ 、満足する私 。







ふと視界に入った時計で時間を確認するとちょうど夜の7時を廻ったところ 。




よし 。予定通りだ








そう思い愛用しているカバンに荷物をまとめているとテーブルに置いていたスマホが鈴の音と共になるバイブ音により ブブッ と音を立て振動した 。






「 、カトクだ 。もしかして … 」







〈 おんに！ 私は今から出発 。忘れてないよね？ 遅刻しないでよ〜？ 笑 〉








やっぱり 。


私の想像通りの人物 。




この文章を見ただけで気付けば にまにま しちゃっている私はやっぱり重症 … 。






まあ久しぶりにプライベートで会えるんだから 。仕方ないよね？








〈 忘れてないに決まってる 笑 おんにを馬鹿にしちゃダメ！ ジウンヤー おんにはあなたに早く会いたいです 〉





高速でキーボードを打ち 、送信するとすぐに付く既読にまたまた私の頬は にまにま緩んでしまう 。








名前で分かったかも知れないけどカトクの主はイジウン 。あの国民の妹と呼ばれたアイユちゃんです！ じゃじゃーん ( 謎の盛り上がり )









血汗涙の活動も終わり少し経った今はもう少しでクリスマスを迎える時期 。





今日はジウナと会う約束をしてるんだけど実はメンバーにあげるクリスマスプレゼントを一緒に選ぶってとこ 。









あ 、もちろんメンバーには内緒ってことで 久しぶりにジウナと遊んでくる って説明した 。








本っ当に皆ったら … 。


適当な嘘をついて出かけるのを嫌がるからとにかく昨日から私は怒りしかない 。






せっかくのオフじゃん！？ 楽しまなきゃじゃん！？ しかもクリスマスだよ！？ 怒







ってことで愛しのジウナと遊びます♡ (((








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「 ジウナ！ 」







待ち合わせ場所の小さなこじんまりしたカフェでやーっと会うことができた 。







IU「 ！ おんに〜 」









どちらともなく ぎゅーっ とハグをすると密かに香る香水の匂いを感じ懐かしく思う 。





ある程度満足するまでハグをしたら

私もジウナの向かい合わせにあるイスに座った 。






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