年長少年団 。そのいち

● あまあまな # 1 ページ14

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P「 おんに 、愛嬌して！！ 」







ソウルでのサイン会 。


4人目くらいに来たペンの子はとても大きな声でそう言い放った 。







「 あ 、愛嬌 … ？ 」








本当に愛嬌なんてものが苦手で 、今思えばデビューしてから愛嬌なんて1度もしたことない 。





多分今の自分あからさまに嫌そうな顔してると思う 。


それでもめげないペンの子 、ナユちゃんは強いなあと思うし その真っ直ぐな瞳に応えられないとしたら私の良心が痛む 。








今日のサイン会の席順は 、



私 、ホソガ 、ジナ 、グガ 、ナム 、テヒョナ 、ユンギ 、ジミナ なんだけど 、

ナユちゃんがあまりにも大きな声で言うもんだから結構私の席の近くのメンバーは気づいてるみたい 。






… ホソガからの視線が凄い 。








P「 おんに 、お願い！ 」



「 え 、ぇえ … 」



JH「 ぬなやってくれるよね！？ 」



「 うっあ 、… ホソガ 。」







前から隣から感じる視線に耐え切れず 、結局折れたのは私の方 。








「 … 1回だけ 、ね！！ 」



P「 やった やった！！ 」



JH「 よっし！！ 」








そう言ってハイタッチするナユちゃんとホソガはお互いすっごく可愛い 。笑


愛嬌 … 何したらいいの … ？








P「 ふっふっふー！ おんに今悩んでるんでしょ！？ 」



「 うんー 泣 何したらいいの？？！ 」



P「 多分知ってると思う！ オッパヤ！ 」



「 え 」







いくらなんでもそれは知ってる 。



週刊アイドルでなんか沢山のアイドルさんがさせられてるやつでしょ！？






え … どうしよう 、


今更だけど恥ずかしくて泣きそ 、…






なんてちょっと涙腺が弱まってたら ナユちゃんにバレないようにホソガが机の下で手を握って来た 。








JH「 ほらー！ ぬな 、大丈夫！ 俺も一緒にやるし！？ 」



P「 リアルジェイべべー 」泣



「 笑 ナユちゃんかわいいねほんっと 。よし！ やるよ！？ … どうしよ … 恥っずい … 」






顔を手で隠し準備をする 。




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P JH「 せーの！ 」





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