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二十六話 ページ29

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「お、時間ピッタリ。流石だな」



『こんにちは、相澤さん』




ヒーローのコスチュームを着て、建物の上から望遠鏡で見渡していた相澤先生。

私がペコリと頭を下げると、桐人も下げる。






「あれ、よく僕達だってわかりましたね。

お面被ってるのに…」





桐人の言葉に「確かに…」と頷く。

お面の違いは模様のみであるこのお面に、一般的に見られそうな服装。


すると、相澤先生は当たり前だと言いそうな顔で言う。





「その桜の刺繍が入っているコートを持っているのは世界でお前ら2人だけだ」





“その”ということは、この桜の刺繍に特徴でもあるのだろう。

そう自己完結していると、相澤先生は「行くぞ」と一言言い、歩き出す。





「此処から見える路地裏に、逃げ足の速い敵が見えた。

人数は3人。俺は1人を担当するから、2人で残りを捕まえろ」




そうゴーグルをつけた相澤先生は、建物を渡って行ってしまう。





「姉ちゃん」



『うん、そうだね』





桐人の揺らがない視線に私は笑みを浮かべる。





『【召喚・出陣】』





パァン





乾いた手を叩くのと同時に、大量の桜が吹き荒れる。





『【39番・前田藤四郎】』



「全力を尽くします」



『【31番・平野藤四郎】』



「分かりました。隊長を補佐して頑張ります」



『【45番・乱藤四郎】』



「はーい!」



『【33番・厚藤四郎】』



「任せとけ!」



『【49番・薬研藤四郎】』



「組み打ちなら任せとけ」



『【隊長】【25番・一期一振】』



「弟を率いるのと同じようなもんです」






私はいち兄に刀装を渡しながら告げる。





『平野、乱ちゃんは桐人と一緒に行って。

残りは私と一緒に来てくれる?』



「かしこまりました」





そう礼をし、平野と乱に目配せを送る。

二人は桐人の側に寄った。

他の皆にも刀装を渡す。





「身が引き締まります」



「これでお役にたてます」



「き・せ・か・え」



「りょーかいりょーかい!」



「いいね、いいねぇ」





私がチラリといち兄を見ると、いち兄はニコリと笑い、刀を構えた。






「出陣いたしますか」





その言葉と同時に、平野、乱ちゃん、桐人が駆け出していく。


相澤先生は捕まえにかかっている様子だった。


私はそれに向かい、一歩踏み出した。







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宇宙_Sora(プロフ) - 紺青さん» コメントありがとうございます。 紺青様の作品には劣りますが、そう言っていただけてうれしいです。 その楽しみに応えられるよう、精一杯努めさせていただきます。 (3月16日 9時) (レス) id: f2302e1efa (このIDを非表示/違反報告)
紺青 - すごく素敵です。続き、楽しみにしています! (3月15日 20時) (レス) id: 2583f0b797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宇宙_Sora | 作成日時:2019年3月4日 18時

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