【d!】未来へのカウンセリング【shp】【完結】 (ページ4)

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いつも家でしか甘い言葉も行動もしないショッピが抱きしめてきてくれたことに私の心臓は飛び出しそうだった。

日傘は春の風に攫われちゃってもうどこに行ったのか分からないけどこんなにかわいいショッピが見れたんだしどうでもよかった。

「今日のショッピは素直でかわいいねぇ！」

そう調子に乗って彼の頬をﾌﾟﾆﾌﾟﾆと両手でいじっていたらムッとした顔をしてデコピンされた

「いったぁ！！」
「アホズラしてるのが悪い」

あぁ、やっぱりショッピは気ままな猫くんだ。

「女の子には優しくしないとダメなんだよ？」
「女の子……ねぇ……？」

頬をふくらませて怒ってる！という風な顔をしても、ショッピにはお見通しなのか煽るような顔で鼻で笑う彼にカチンときた私は横腹を叩いてやったが全く効いてる様子はない

「ほんと、Aは弱いな」
「バカにしてる？」

「んーん、儚くてかわいいなってことや」
「なっ？！」

ﾁｭｯ……

不意打ちにキスをして離れていったショッピの瞳は寂しそうなそれでいて愛おしいもの見ている様で、やっと治まった私の心臓の鼓動をまたバクバクとうるさくした

やっぱりショッピには敵わないなぁ。