歳上キラー（迅） ページ8
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「ねえ…って迅くん聞いてる？」
迅「ん？あ、ごめんごめんAちゃんが今日も可愛すぎて見惚れちゃってた！」
「…あのねぇ」迅「歳上をからかわないで、でしょ？」
「分かってるならやめてよね」
迅「だって僕嘘つけないんだもーん可愛いと思ったらもうそれは口に出てるものなんだよ」
「…もうこの話終わり、ほら早く続き解いて」
迅「あー勝手に終わらせたーAちゃんいけないんだー」
高校2年生の松田迅くん。
私は迅くんの家庭教師をしていて、今は古文を教えている最中
一応成人している私だけど、迅くんには弄ばれていると思う
てか、多分確実に私の反応で遊んでいる
やっぱり親御さんから高い時給を頂いている以上、なあなあな授業をするつもりはないし、少しでも迅くんの身になるようにサポートしたいから。
なのに迅くんはこの1時間を勉強の時間には当てなくて、ほとんどがおしゃべりタイムになってしまっている
だけどそれでも親御さんからこっそり見せてもらえる定期テストの結果はどれも良い点数で。
これ、私の教える必要あるかな？そう思うんだけど、
"Aさんの教え方がすごく上手だって迅がいつも言ってるからこれからもお願いしたいのよ！”
なんて迅くんのお母さんに直接頼まれると、そんなこと言えない私は
「いえいえ、迅くん本当に頭が良くて…むしろ私の方が教えてもらってばっかりです」
申し訳ない気持ちでいっぱいだけれど、やっぱりそう返すしかなかった。
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迅「昔の人ってほんとエモいことするよね〜」
問題を解いていると思ったらいきなり横から声がするから少しびっくりする。
「…え？」
迅「今よりも相手に好きって感情を伝える言葉が沢山あるから」
「まあ…そうだね。だけどそれのせいで覚えなきゃいけない単語がいっぱいなんだけどね笑」
迅「結婚してるのに旦那さんが他の女の人の所に行ってずっと帰ってこないとか、Aちゃんは耐えれる？」
「…うーん、耐えれる気はしないかなぁ」
迅「でもほら、この人たちは今日も旦那さんの帰りを待って寂しい夜に1人この歌を歌ってるんだよ」
「そうだね、そう考えるとなんかくるものがあるね」
迅「でも僕もこの人の気持ち分かる気がする」
「…え？」
迅「だってAちゃん全く振り向いてくれないんだもん」
「それはほら…迅くんまだ高校生だし…」
迅「僕が高校生じゃなかったら好きになってくれた？」
そんな顔…出来るなんて知らない。
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湊(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます😭そのお言葉が本当に本当に私の創作意欲に繋がります…！！至らないところだらけだとは思いますがこれからも読んでくださると嬉しいです💓 (2022年6月5日 21時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - どのお話もキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも更新楽しみにしてます(*^^*) (2022年5月29日 19時) (レス) @page47 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - みちゅさん» コメントありがとうございます😭JO1の方もそうですが特にINIの短編は上手くいってる自信が無かったので本当にコメント嬉しいです😭今JO1の方が少しスランプなんですが、頑張ってお話書くので読んでくださると嬉しいです💓💞 (2022年5月19日 9時) (レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 最後のページ見て梓さんと湊さんが同一人物だったことにとても驚いてます、！INIの短編集もJO1の短編集も大好きです！これからも楽しく拝見させてください^^*更新楽しみにしてます！ (2022年5月18日 18時) (レス) @page44 id: 57d3c5b235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2022年2月13日 2時
