鈍感チョコレート（柾哉） ページ2
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柾「おはようAちゃん」
「おはよう柾哉くん」
後ろの席の柾哉くん
意外と共通点も多くて仲良くなるのにそう時間はかからなかった。
後、私が柾哉くんのことを好きになるのも。
クラスの男子も何か困ったことがあれば柾哉くんみたいな所あるし、男女関係なくモテている彼だけど実は甘党だし、実は結構な甘えたがり。
柾「ねえねえAちゃん」
後ろから聞こえるそんな声に振り返れば
柾「ははっ…引っかかったなぁ笑」
なんて私の頬にその指を押し当てる。
「もう…やめてよ、今授業中」
柾「Aちゃんのほっぺってほんとスベスベでもちもちだよね」
「私の話聞いてた？」
柾「ううん〜聞いてなーい」
マイペースと言うか、柾哉くんといると完全に彼のペースに持っていかれる。休み時間だろうが授業中だろうが、それはもう関係なく。
きっと今の私の顔、それはそれは真っ赤なんだろうな。
耳まで熱を帯びている感覚がより私の鼓動を早くする。
無自覚でこんなことをしてしまう柾哉くんが、怖いし憎い。
･
柾「あーお腹空いたなぁ」
席替えをした日の3時間目の休み時間
そんな声が聞こえてきて、私は咄嗟に
「これ…食べる？」
彼にチョコレートのお菓子を差し出していた。
柾「え〜いいの？ほんとにお腹空いてたから助かった！」
これ俺大好きなんだ〜
その言葉の後には行儀のよい「いただきます」という声が続いた。
あの日から毎日、柾哉くんにチョコレートをあげている私だけど、だんだん慣れてくると
柾「今日はどんなチョコかな〜」
なんて目をキラキラさせて私を見る柾哉くん。
その時だけは人気者の柾哉くんを独り占めしている気分になって、心が踊る
･
昨日の夜、徹夜して柾哉くんに作ったマカロン
本当は朝に渡そうかと思っていたけど、正直私は柾哉くんのモテ具合を舐めていた。
こんなに沢山あったら私のマカロンなんて数ある内の1つなわけで。
いつ渡そういつ渡そうと悩んでいたら気付けば放課後になっていた。
「ばいばい、柾哉くん。また…明日ね」
柾「…今日はチョコ、くれないの？」
「今日はいっぱい色んな女の子から貰ったでしょ、チョコなんて」
あぁ、こんな素っ気ない返事しか出来ない私
本当に可愛くない。
柾「Aちゃんからの本命チョコ、欲しかったな」
ねえ、そんな核心をついたようなこと言わないで
ねえ、いつもみたいに鈍感でいてよ
これ以上私の心を苦しくさせないで。
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湊(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます😭そのお言葉が本当に本当に私の創作意欲に繋がります…！！至らないところだらけだとは思いますがこれからも読んでくださると嬉しいです💓 (2022年6月5日 21時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あいう(プロフ) - どのお話もキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも更新楽しみにしてます(*^^*) (2022年5月29日 19時) (レス) @page47 id: e27a4b5f22 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - みちゅさん» コメントありがとうございます😭JO1の方もそうですが特にINIの短編は上手くいってる自信が無かったので本当にコメント嬉しいです😭今JO1の方が少しスランプなんですが、頑張ってお話書くので読んでくださると嬉しいです💓💞 (2022年5月19日 9時) (レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 最後のページ見て梓さんと湊さんが同一人物だったことにとても驚いてます、！INIの短編集もJO1の短編集も大好きです！これからも楽しく拝見させてください^^*更新楽しみにしてます！ (2022年5月18日 18時) (レス) @page44 id: 57d3c5b235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2022年2月13日 2時
