悪女？さんの親友ちゃん【歌い手】

◆二十五話◆＿達の教え方が先生並み ページ36

Side You
いや、かわゆす。
何で、女子より女子力高いんですか？
とか思いつつも、部屋に入れてもらった。
いや、女子力たかぁ。

『…まふ、生まれてくる性別間違ってる』

うん、マジで。
だって、部屋には可愛らしいカービィとかの人形がソファに置いてある。
かわゆす。

ま「え？」

そ「ま、良いから勉強始めるよ」

そう一ノ瀬先輩が言ったから皆、勉強を始めた。
そうだよね、勉強会だもんね。

『浦田先輩、ここ教えてください』

ちょっと、数学で行き詰まったから浦田先輩に教えてもらうことにした。
月崎先輩は、さかたんを教えてるし一ノ瀬先輩はまつとあまちゅを同時に教えてる。
となると、一番暇そうな浦田先輩しかいないからだ。

う「どこだ…？」

浦田先輩は若干、嫌そうにしている。
待て、嫌なのは分かるが表に出すな。
罵るなら心の中で罵ってくれ。

『えと、ここです。何で、掛け算が出てくるんですか？』

すると、浦田先輩は少し私のノートを見てから

う「ここが、こうなってこうなるから掛け算になるの分かった？」

浦田先輩は私のノートに公式を書きながら、分かりやすく教えてくれた。
そして、次の問題も浦田先輩が教えてくれた公式で解いたら簡単だった。
流石、三年生。

『ありがとうございます！』

そう伝えて、また問題に向かった。
あの後、割り算も出てきたが掛け算の反対にすれつ解けるって言われたから公式を反対にしたら解けた。

志「うらさーん、助けて！坂田理解力が無さすぎるんやけど」

坂「だって、まーしぃの教え方よう分からんもん！」

おお、鼻血Lvじゃん。
もんって…もんって。
かわゆす。
とか思いつつも表情に出さず、数学のテスト範囲は何とか終わった。
次は歴史だ！

『月崎先輩ー！ここう教えてください』

社会の歴史で、織田信長とかの関係性がごっちゃになって混乱したため、月崎先輩を呼んだ。

志「どしたん？」

浦田先輩とちょっと同じで少し嫌そうだが、私はスルーする。

『ここの問題の織田信長は明智光秀に裏切られて…で、本能寺の変ですよね？で、そっから明智光秀を…』

志「こういう奴はな、明智光秀が…」

と分かりやすく教えてくれた。
さかたん、どこが分かりにくいの？
めっちゃ分かりやすいよ。
で、その後も丁寧に歴史について教えてくれたため歴史つテスト範囲え終わった。
よしっ、ちょこっと休憩しよー。

『んー、疲れた！後は得意教科だけだし、直ぐに終わりそう』

特に英語は大得意！(ｷﾗｯ

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