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16、「消したはず」 ページ17
夢を見ていた
それは、俺が"消した"はずの記憶のカケラ
辛かった
寂しかった
泣きたかった
もっと…
愛されたかった。。。。
けど、わかってくれない
俺を…
Aを見てくれない…
貴方は…
誰を見ているの――――？
貴「…ん…」
窓から入る風がカーテンを靡く
ベッドの傍に寝ている赤髪を見た
さらさらしてる綺麗な髪
整った顔立ち
細く強いオーラを持った者
貴「…カルマ…」
カルマ「…スー…スー…」
カルマの手を握る
貴「…いきなりいなくなってごめんね…
あの時から…俺の気持ちは変わってないよ…
…カルマ………
…好きだよ……」
カルマ「………スー…スー…」
貴「…寝よ…」
俺はカルマの手を握ったまま再び寝た
さっきの想いを聞かれていた事にも気づかずに…
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作者名：秋雨橙俐 | 作成日時：2013年11月18日 21時
