14、「試し」 ページ15
烏間「…渚くん、やってみないか？」
渚「え、僕っ！？」
貴「ふふふっ、さあ…決めるのは君だよ？
渚くん」
烏間「…無理にではない、嫌だったら言ってくれ
ましてや、あいつはそこら中にいる奴らとは違い
唯一無二、正真正銘の殺し屋なんだ」
渚「…やります、やらせてください」
貴「…さっすが！
じゃあ、ルールを説明しよう。
ルールは簡単だ。
この、対先生用ナイフ及び銃をどちらか一つ
俺に当てられたら渚くんの勝ち。
んで、俺の勝ちの条件は…「もちろん、渚くんの戦闘不能の瞬間でしょ」…別にいいけど、死んだらごめんねー」
カルマ「そんなこと出来ないくせに」
貴「…まあ、掟だからね
一般人には手を出さないのが俺の主義
だから、動けなくなって、危険だって身が感じたら
すぐ言ってね、やめるから」
渚「う、うん」
貴「ま、その時は君が自分の弱さを認めた時だ
」
烏間「では、始め！」
渚「…ねえ、Aくん」
貴「なに？」
渚「なんで何も持ってないの？」
貴「…唯一無二である俺が刃を向けた者は生きてられないんだよ？」
渚「そ、そっか…」
貴「…じゃあ、俺はこれでいいよ」
小さな小型ナイフ
貴「もちろん、おもちゃのね…けど、これで戦えと言われたらやるよ」
殺気が溢れてきていた。
立ちすくむ渚は何をするかと思えば
歩いて近づいてきた
貴「…雰囲気が変わった。あっちも真剣なんだ…俺もやっちゃうかな」
スッ
俺は渚同様歩いていた。
トサッ
全員「「「えっ！？！？」」」
貴「…終わり」
それは、一瞬
気づけば渚は俺の腕の中だった
磯貝「な、何があったんだ！？」
カルマ「さ、さぁ？…俺にもわかんねーから」
ビッチ「あと一歩でナイフが当たるところで
渚の持っていた銃をポケットから抜き
銃の持つところで首後ろを叩いて気絶させた。て、ところね」
烏間「もし、あいつが本気で戦うなら殺せない奴はいないが…」
殺「ヌルフフ…軌条くん、お見事です」
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作者名：秋雨橙俐 | 作成日時：2013年11月18日 21時
