11、「秘密」 ページ12
〜翌日・教室〜
渚side
今は2時間目の数学の時間だった
残り30分くらいで授業が、終わる時
ガラッ
殺「にゅやっ！？軌条君遅刻ですが…どうしたんですか、その傷…」
喧嘩でもしたのかってぐらいの傷の数
貴「…連絡するの忘れてた、すみませんね
あと、これは…転けて顔面から行きました」
右頬に血が少し滲んだガーゼ貼られていて
左手首から指先にかけて包帯が巻かれていた。
渚「どうしたんだろう…))」
カルマ君の顔が険しい表情だった
それも、とてつもない殺気を立てながら
ガタッ
貴「…潮田？」
渚「っ！？な、なに…？」
貴「お前こそどうした、怖い顔して」
渚「何もないよ、ハハハ」
貴「…あっそ」
カルマ「…A後で話ある」
貴「…わかった」
とても、微妙な空気が流れていて
居心地が凄く悪かった。
渚side終了
〜屋上〜
貴「で、何？」
カルマ「…昨日はごめん。」
貴「あぁ、あれね
別にいいよ、そう見られててもおかしくはないしな」
カルマ「あれは本心じゃないから
ただ、ちょっとイラついててAに、当たってしまって…」
貴「いいって、普通にしてよ
じゃないと、カルマらしくない」
カルマ「…で、本題なんだけど」
貴「…さっきのが本題じゃなかったのか…))
なに？」
カルマ「その傷…なに？」
貴「階段で転けて顔面から行ったんだよ」
カルマ「右に傾いて落ちたの？」
貴「そうそう。「じゃあ、何で左手首怪我してんの？」…はぁ、仕事だよ」
カルマ「仕事？」
貴「マフィアの仕事。昨日、相手にしてたマフィアのボスが俺に勝ちたいが為にいろいろ仕掛けてて、そんなかには急激に体力や筋肉を低下させるガスが漂ってて…」
カルマ「一斉攻撃…か…」
貴「まあ、足滑らせて顔面言ったのは本当で
転けた拍子に敵さんに手をずばぁってやられたわけ
ま、その後全滅させて任務完了ってわけ」
カルマ「…大変なんだねー」
貴「まあなー、一応世界最強って言われてる紅刃だからな
負けるわけにはいかねーの
あー、後…この事については殺せんせーには内緒ねw
バレたら楽しくねーしww」
カルマ「うん、わかった」
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作者名：秋雨橙俐 | 作成日時：2013年11月18日 21時
