次はさせて下さい 4 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 151 ページ23

青い薔薇のエリアにくると
一面に広がるキレイな青

『キレイ…』

快｢…｣

降｢そうだな｣

『零くんと快斗とここに来られて良かった！』

快｢…っ｣

降｢その笑顔を独り占めしたかったよ｣

『なっ…れ…零くんっ！』

降谷さんの労いになったのかは分からないけど
楽しそうで良かった

『快斗？』

快｢いや…｣

快斗の様子が変

『…』

降谷さんには、悪いけど…

『快斗、ちょっとこっちに来て！』

快｢おわっ…｣

快斗の手を引く
少し様子が変だった
こんな時の快斗は良くないことを考えてる

『快斗？』

快｢いいのか？あいつを1人にしてて｣

『降谷さんのこと？』

快｢…｣

『ずっと、様子が変だったのは降谷さんのことを気にして？』

快｢あいつの事は、気にしてない｣

『じゃあ、何を考えてるの？』

快｢なんでもねぇよ｣

『…』

快｢ほら、戻ろうぜ｣

『…っ』

隠し事をする時の快斗は
絶対に私の目を見ない

そんな時は無理やりにでも

『快斗！』

快｢…っ｣

ぐっと顔を私の方に向ける
思ったよりも距離が近かったから
私もドキッとしてしまったけど…

『…私は快斗が大切なの』

快｢…A｣

『だから、快斗がそんな顔をしてるのはやだ』

快｢A｣

『快斗には…我慢なんてして欲しくないの』

快｢なら…Aが俺を笑顔にしてくれ｣

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