次はさせて下さい 4 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 146 ページ18

『ね、あっちに行こ！』

自然と手を引く
こんなにも積極的になれるなんて

降「そんなに慌てなくても...」

『だって、零くんを労うなら
もっと色んな所に行きたいし！』

降「A...。」

握っている手が少しだけ強くなる
降谷さんの気持ちが伝わる

私を頼ってくれてるのだと
言葉にしなくても伝えてくれる

『あっち！あのお花きれいだよ！』

降「Aの方がキレイだけどな...」

『え...』

目が合った
自然と距離が近くなる

『ふ...降谷さん...』

降「A」

このまま…降谷さんと…

？「こんな所で何してんだよ」

『！！』

この声は

『え…か…快斗？』

降「お久しぶりですね。幼なじみ君」

快「…」

なんだか…気まずい雰囲気
睨み合ったまま動かない2人

『快斗はここで何してたの？』

快「Aが、そいつと出かけていく姿が見えたから」

降「ほぉ…。それで気になって後を付けてきたんですか？」

『快斗…』

快「そりゃあ…気になるだろ」

『？』

快「好きなやつが他の男と出かけてれば…」

『え…』

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