次はさせて下さい 4 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 141 ページ13

安室さんはご機嫌で運転している

『あの…安室さん』

降「今は安室でなくてもいい。」

『！！』

本当に…コロコロと変わられると困る

降「そうだな…今日1日俺の事は降谷ではなく零と呼んでもらおう」

『え…』

いきなり何を言い出すのかと思えば
上司の事を名前で呼び捨てなんて無理！

『無理ですよ！』

降「敬語もなしだ」

『な…』

無茶苦茶だ…

降「俺もAに名前で呼んで欲しい」

『ふ…降谷さんが強引に名前で呼んでるだけですから…』

私にそれを強要されても…

降「今日1日だけだ…」

『…』

信号がタイミング良く赤に変わり
じっと見つめられる

『〜っ！』

降「昨日色々と頑張った俺に労いだと思って1日だけでいいから…」

『わ、分かりました。』

負けた…
あの子犬みたいな目をなんとかしてほしい！

降「よし！」

『けれど、敬語は出ちゃいますよ？』

降「構わない」

『…れ…』

降「なんだ？」

『れい…君の考えてる事が分かりません…』

何だろう…くすぐったい
快斗の時にもこんな感じだったけど…

降「…」

『え、ちょっと…どうして静かになるんですか？』

降「いや…思っていたより嬉しいものなんだな」

『〜っ』

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