次はさせて下さい 4 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 133 ページ5

突然辺りが騒がしくなる
どうやら、探査機がここに落ちてくるようだ

毛「ヤバいな…パニックになってやがる」

蘭「お父さん…」

『…』

毛利さん達も避難させないと…

『毛利さん達は先に避難していて下さい』

毛「Aさんは！」

『私にはやらないといけないことがあるので』

蘭「Aさん！！」

蘭ちゃん達は避難する人の波に押されて
そのままエレベーターに

『さてと…残りの人たちを避難させないと』

警察官としての責務を全うしないと
人々へ速やかに冷静に避難するよう声をかける

降谷さんならきっと…
なんとかしてくれるだろうと信じて

『こちらも空いてます！』

誘導をしながらも空を見上げる
どこからくるか分からない不安が募る

『降谷さん…』

と、向かいのビルのから車が見えた

『あの車…』

まさか…降谷さんの…
どうするつもりだろう…

『え…まさかだけど…』

そのまさかが起きた
車はビルから飛び出して宙に舞う

『！！』

煙で何も見えない

『降谷さんっ！！』

窓に向かって走る
と、花火の音と同時に大きな衝撃音
どうやら、ここに落ちてくることなく事なきを済んだようだ。

『銃声も聞こえた…』

慌てて走り出す
降谷さんのはず…

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