次はさせて下さい 4 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 158 ページ30

降谷side

まさかAがほっぺにキスしてくれるとは
思ってもいない不意打ち

耳まで赤くなったAが愛おしい…
それ以上に俺のものにしたい気持ちが溢れ出た

気づけばAの座っているシートを倒し
俺はその上に跨っている

『ふ…降谷…さんっ』

降｢こんな眺めも悪くないな…｣

『えっ…』

Aの首元に顔を当てる

『…んっ』

降｢っ！！！｣

可愛い声…
もっと聞きたい…

吐息が耳にかかるのだろう
Aの声が普段とは明らかに変わる

『ふ…るや…さんっ』

ダメだ…
Aの甘い吐息が…

降｢もう少しだけ…｣

『んーっ…』

降｢かわいい声だな…｣

Aの気持ちも何も聞いていないのに
こんな事をしていいわけない

そんな事は頭では、分かっている
Aの気持ちを大切にしたい

『…んっ』

降｢A…｣

火照った顔に目を奪われる…
これ以上はダメだ…

降｢Aが幼なじみ君ばかり構っていたからな…｣

『…え？』

降｢今日のバツだ｣

なんて…言い訳だな
はぁ…心臓がうるさい…
このまま運転ができるだろうか…

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