名探偵コナン 短編集 【怪盗キッド/黒羽快斗/工藤新一/安室透/降谷零/江戸川コナン】

花言葉 1 【黒羽快斗】 ページ32

『ねぇ、好きって言って』

快｢無理｣

『お願い』

快｢やだ｣

『1回だけ、ね？』

快｢無理なものは無理｣

今日はホワイトデー
バレンタインにチョコを渡したからお返しをしてくれるって言ったからお願いしてるのに聞いてくれない…

『ホワイトデーのお返しだと思って！』

快｢んなもんお返しになんねぇだろ｣

『私にとっては充分お返しになるの！』

快｢もし、そうだとしても無理だからな｣

『もーー』

チャイムが鳴る
席についてホームルームが始まり
明日の事とか先生が話終わり
下校の時間

『ねぇ、お願い！』

快｢無理だって…｣

『快斗…』

快斗はそのままクラスの友だちとグラウンドに行ってしまった…

『もー…せっかく楽しみにして来たのに…』

自分の席に座り机に伏せる…
快斗からのホワイトデー…楽しみにしていたのに

『なによ…』

少し苛立っていたので落ち着かせようと目を閉じる

………

『ん…』

いつの間にか寝てしまっていた
気づけばもうすぐ7時

『えっ！ちょっと…下校時間が…』

慌ててカバンを持ち帰ろうとすると
目の前に赤いバラ

快｢ほら｣

『え…』

そこに快斗が少し恥ずかしそうに立っていた

『なに、このバラ…』

快｢だーかーらー…これ｣

『う、うん』

快｢それと、お前の胸ポケット見てみな｣

『え？』

胸ポケットを見ると何かのカード

『机の下を見ろ？』

自分の机の下をみるとまた1枚のカード

『なによ…』

指示に従うと
教壇の下にカードがあった

『何枚、用意したの！』

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