次はさせて下さい 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 36 ページ37

コンビニに向かう途中で
知った声に呼び止められる…
出来れば会いたくなかったなぁ…

安｢これは、これはAさん｣

『安室さん…こんな所で奇遇ですね』

安｢えぇ、この辺りをよく散歩にくるので｣

『散歩？』

安｢この子とね｣

下を見ると真っ白のモフモフの…

『か…可愛い』

安｢ハロと言います…
抱っこしますか？｣

『え…いいんですか？』

なんて可愛いんだろう…
モフモフのふかふかで…

『あぁ、可愛い！』

安｢…Aさん｣

『はい？』

安｢少しお尋ねしたい事があるのですが｣

『えっと…安室さんとして？』

降｢いや、降谷零として…だ｣

『えっと……』

どうしよう…
ハロくんを盾にする

降｢あの後、怪盗キッドとどこに向かったんだ｣

『えっと、私は直ぐに降ろされてキッドを追おうと思ったのですが人混みの中で見失ってしまい』

降｢…｣

『その後、私の自宅に宝石があったので美術館に連絡をいれ明日宝石を戻す事を伝えました』

この事は風見さんには連絡してある
宝石を美術館に戻す事も本当だ
連絡も入れてあるし…
なにより風見さんに連絡をしている時点で
降谷さんには伝わっているはず

降｢だけか…｣

『はい』

降｢怪盗キッドとは、どんな関係だ｣

『どんな関係って、初対面ですが』

降｢初対面には、見えなかったがな…｣

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