検索窓
今日:13 hit、昨日:18 hit、合計:33,743 hit

. ページ6

電車に乗って、満員電車で


普段なら女性専用車両に乗るけど
送ってもらっているので普通車両で




乗ってから、ハッとした




多分、私が他の人と接触しないように
窓際で私を覆うような姿勢で立ってくれている渡辺さん



だけど、それでもこの時間この電車では
渡辺さんの胸に両手を当てて顔を埋めるレベルには混んでいて



wtnb「大丈夫?」



『はい。。』



聞こえてるか聞こえてないか
分からないくらいの声しかでなくって
頷くので精一杯




心臓がドキドキいいすぎて
男の人との接触のせいなのか
お酒を飲みすぎて酔ったせいなのか


とにかくどうにかなりそうで


必死にこらえてようやく駅に着いた




電車を降りたら全力疾走した後みたいに息切れてしまい


自分の中ではこれでも
必死にとりつくろっているつもりだけど


心配そうな顔をこちらに向けている
渡辺さんに申し訳なさすぎた




そもそも飲み過ぎて送らせるようなことに
なってしまった時点で恥ずかしかった




電車で急激に血の巡りがよくなったせいか
意識もハッキリしてきたので




『ここまで本当にありがとうございます、
もう帰れるので、大丈夫なので、
このまま反対方向の電車乗って下さい..!』


wtnb「いや、大丈夫じゃないでしょ。家まで送るよ。」


『でも....その....渡辺さん帰りが....』


wtnb「俺の心配より、自分の心配してよ。笑」




仮にも職場の上司?だし、
くしゃっと笑った笑顔とその好意を
拒否する方が申し訳ない気がして断れなくて



結果、一人暮らしのアパートの部屋の前まで
しっかり送ってもらってしまった



wtnb「じゃ、また来週。しっかり水分とってね。



....今日は飲み会来てくれてありがとね。じゃあ、、」




『いえ、こちらこそお誘いありがとうございました...』




って、言ったつもりだったけど
もう聞こえてなかったかな....


家に入った瞬間、安心したのか
やっぱり全身の力が抜けて
あっという間に意識がなくなった

.→←.



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
116人がお気に入り
設定タグ:QuizKnock , こうちゃん , 渡辺航平   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴょん | 作成日時:2022年1月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。