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会えない時間が長く感じた
休日にあったことがないから
呼び出していいのか分からず、、
悩みに悩んで
数日先の次のバイトの日の夜に
お仕事後、お時間下さいとだけ連絡した
寝ても覚めても、渡辺さんのことばかり
頭の中で何度も何度も
お返事の日の練習をして....
最悪、渡辺さんとの関係が
崩れることまで泣いて覚悟して
迎えた当日、バイト後、
wtnb「お待たせ、待った?」
いつも通り笑顔の渡辺さん
いつも通りきゅんとする
いつも連れて行ってもらってばかりだけど
今日は私が予約していたお店へ
いたっていつも通りに
他愛ない会話、
時々つっこんだりつっこまれたり
笑いあって、
お店を出たあと、
近くのカフェでテイクアウトして
『....少し、歩きませんか?』
いよいよ、頑張る時がきた....
遊歩道がある川沿い、
いわゆるデートスポットだけど
広々していて人もまばらで
適当なところで見つけたベンチに座って
キラキラ揺れる川とその先の夜景を見ながら
『あの....この前のお話なんですけど....』
ようやく切り出せたけど、
やっぱりいざ目の前にすると
言葉はつまってしまうし、
上手く渡辺さんのことも見れない....
wtnb「ん....いいよ。ゆっくり聞かせて?
俺のこと、いっぱい考えてくれたんでしょ?」
って、言いながら自分でも照れたみたいで
可愛く笑う渡辺さん
いつでも優しい、
どこまでも優しい、
そんなに男の人の知り合いいないけど
こんなにいい人もう現れない気がする
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作者名:ぴょん | 作成日時:2022年1月11日 23時