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私が降りる階に着いた
wtnb「A?、降りるよ?」
多分私をみて面白がってる渡辺さん
私の背中に優しく手のひらを添えて
ほら
って、一緒にエレベーターを降りた
それから廊下の絨毯見ながら歩いて
部屋の前について
バイト後感覚で送ってもらったけど
ホテルの中なんて全然安全なのに
何で送ってもらっちゃったんだろ..?
何てぼーっと考えたりして
wtnb「お休み、ゆっくり休んでね、
また、明日、よろしくね、
A」
"ちゃん"がつかない名前呼びの威力すごい
思わず反応して顔を見たら、目があって
もっとドキドキしちゃって
うっかりすぐに逸らしてしまった
『お疲れ様でした。渡辺さんも....お休みなさい』
これだけ絞り出して言うのが限界で
送ってもらいながら、そそくさと部屋に入ってしまった
しばらくドアの前でぼーっとした後、
ジュースや送ってもらったお礼やら
言葉足らずだったと思って
簡単にお礼のラインをした
すぐに既読がついたのも嬉しくて
あ、やばい
これは....もしかして、
もう一つ部屋のドアを開けたら
山森さんが待ってたよ〜と言うように
出迎えてくれたので
自分のことを確かめたいのと
誰かに背中を押してもらいたい気持ちもあって
その夜、山森さんに初めての恋愛相談した
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作者名:ぴょん | 作成日時:2022年1月11日 23時