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私の日記 ページ10

ある日の授業中
突然雷に打たれたかのような衝撃


目は開いているのに
何だか何も見えなくなって


耳だって、さっきまでちゃんと聞こえていたのに
今は周りの音が何だか上手く入ってこない



頭だけは一応動いていて、とにかく、ひたすら



今、泣いちゃダメ



これだけを必死に考えて全身に指令していた





授業の後、自然と人気のいないところへ
足が勝手に進んでいき
人がいないと確認したと同時に
力が抜けて涙が止まらず、うずくまった



確認したつもりだったけど
その後すぐに
人の気配がしたかと思うと



ふわっと優しく肩を包まれた



私の恋心を唯一知ってる人物
隣の席の天童くん



見てないけど、彼だとすぐに確信できて
泣いていいと分かるともっと泣けた



「俺がちゃんと見てたから....

Aちゃんが、ちゃんと頑張ってたの知ってるから....」



先生を好きなことがバレてしまった時は
恥ずかしくってどうしようかと思ったけど
今となってはこの気持ちを知っていてくれる人が
ちゃんといてくれてよかったと思った

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作者名:ぴょん | 作成日時:2021年5月8日 1時

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