幼馴染にキスされた【孤爪研磨】 (ページ8)

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夏休み中、思わぬ人に誘われた

同じクラス、同じ委員会のA君

急にラインが来て

夏祭り一緒に行かない？

って誘われて。

何で？って思ったけど
男女2.2で行くっていうから
試したくなってオッケーの返信した

友達が浴衣着るって言うから私も着た

意外なメンツだったけど
お祭りは楽しかったし
夏らしい思い出ができたのも嬉しくて

だからうっかり忘れてて

帰り道

A君「Aちゃん、どっち方向？こっち？
じゃあ俺、Aちゃん送ってくわ。行こ？」

『あ....うん。ありがと。』

友達といた時はよかったけど
2人きりになると急に緊張
急に気まずい変な空気

当たり障りのない会話をしながら
もうすぐ家に着くところまで来た....

『じゃあ、もうすぐそこだからここで大丈夫！
今日はありがとう！また学校でね！」

A君「家までちゃんと送るよ。どこ？」

『あ、もうその路地入ったすぐのところ。
ホントすぐだから、大丈夫！』

A君「そっか、じゃあ、気をつけて。

それとさ....その伝えたいことがあって....」

ドキ。

A君「Aちゃん、好きです。孤爪と付き合ってないんでしょ？俺と付き合って下さい。」

やっぱりびっくりすると
すぐに反応できない

ドキってしたけど
告白の緊張感のせい....？

何て言っていいか分からず
固まっていたら

A君「だめ....かな？」

壁ドンでA君の顔が近づいてきたら
やっぱり脳裏に浮かぶのは
大事な幼馴染で

『....ごめんなさい！』

目を逸らせて断った先に

部活帰りの研磨とクロが
並んで向かって来るのが見えて

A君「....分かった、じゃあ、また学校で。」

『....うん。送ってくれてありがと。』