幼馴染にキスされた【孤爪研磨】 (ページ39)

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聞けばプロゲーマーを目指しつつ
ネットを活用して動画の配信やら株やら
夢中で勉強していたらしく

そんな研磨を見ていたら
私も大学の勉強に身が入った

ノリで入ったサークルはやめて
早めに単位や資格の取得をし

アスリートのための健康管理の勉強が
いつの間にかデスクや画面の前から
動かない運動、睡眠不足、過労のための
健康管理の勉強にすり替わっていた

研磨に差し入れするのが
すっかり習慣になったある日

「Aはさ....

実家出ることとか考えたことある？」

『一人暮らしとか？
う～ん、今は大学も通える距離だし
考えてないけど....どうして？』

「....一緒に住まない？」

？！？！

『今？在学中に？社会人になってからじゃなくて？』

「うん」

研磨の目はいたって真剣だった
在学中に....その同棲って....どうなんだろう？
私たちの親だって知り合い同士なのに

そもそも私のバイト代で
親元を離れてやっていけるのか....

「....嫌だった？それなら別に....」

いや、嫌なわけない。
嫌なわけないけど、素直に不安を話してみたら

「住む場所はもう目星つけてあって

あとはAが一緒に来てくれたら

いいなって....思ってる」

金銭面の心配がいらない理由をきいて
いつの間にそんなに収入が？！ってびっくりしたけど

「どうせ一生一緒にいるんだから

早いも遅いもないでしょ。

っていうか、俺は....

できるだけAと一緒にいたいんだけど。」