幼馴染にキスされた【孤爪研磨】 (ページ23)

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「....Aって意外と恋愛だと臆病なんだね」

こういうこと？
Aがしたかったことって

と言って、優しく抱きしめられた

『うん。』

「それは今まで俺も気づいてなかった、ごめん。」

何で研磨が謝るの？

「いつでもしていいに決まってるじゃん。今日Aが手繋いでくれて、俺も嬉しかった。今までタイミングなくてごめん。」

『研磨が謝らないで。ごめん、泣いて、ごめん、気使わせて....言わないと分かるはずないのに....まだ研磨と恋愛の話するの慣れなくて....』

「(笑)確かに慣れないよね。それは俺もだから。」

よかった、ひいてない

ちゃんと話し合えば大丈夫だったんだ

そもそも研磨と私との仲に

今更恥ずかしがることなかったんだ

「でも、思ったよりけっこう俺のこと好きなんだね。A。....よかった。」

その笑顔、わざとなの？ってくらい
可愛い顔してまた私の手をひいて歩き出す

ドキドキしすぎて
心臓が足りなくなりそう

家まで着いていつも通りに

『じゃあ、また明日ね』

って言ったら

「うん。」

....？！

....！！

「じゃあ....いい夢見てね。」

長かった....！
いつもよりすごい長かった！

いい夢見たいけど
多分またキスのことばっか考える夜になる