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会いに行ったらいつも通りベッドに座って
テレビに向かってゲームをしながらだけど
『今日、大変だった?みんな何て?』
「もぅ、何かにつけてAのこと根掘り葉掘り....
めちゃくちゃしんどかった....」
って、ちょっと私に体を傾けてくる
甘え上手だなぁ....
今までだって距離は近かったけど
私がいちいちドキドキしてるの
きっと研磨は知らないだろうな
気づくか気づかないか分からないけど
ゲームの邪魔にならないように
傾けられた体を動かさないように
私が届くギリギリで研磨の耳近く
髪の毛上から唇が触れるか触れないかの
キスをした
彼をちょっと労りたかった私の気持ちの自己満足
気づいてないだろうなって
1人で『ふふっ』ってこっそり笑ったら
「....ちょっと。そういう可愛いことするのやめてよ。」
って、あっという間に塞がれた唇
やっぱり研磨の方が私よりうわ手
『....ご、ごめん、ゲームの邪魔したね。』
「....そんなに弱くないから、大丈夫」
『じゃあ、これは?』
ゲームは研磨の生き甲斐だから
邪魔するつもりはなかったんだけど
照れ隠しにちょっとふざけて軽く抱きついた
「もしかして、俺のこと試してたりする?」
『ごめん、ごめん、たまには攻撃食らって逃げ出してる研磨も見たくて。笑』
「あぁ、まぁ、そっちならいいけど....別に。」
そっちって何?他にどっちがあったの?
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作者名:ぴょん | 作成日時:2021年3月28日 3時