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前述の通り
ほんっとに下心なしで来たつもりだけど
どちらともなくベッドへ移動して
抱きしめて、
キスして、
Aの体に触れそうになった時、
Aの体が強張るのを感じた
「....イヤなら、、言って、、?」
『....イヤっていうか....』
言い始めてすぐに
『ごめん....っ』って泣き出す彼女
「はずみが不安に思ってること、全部教えて....
今日はそのために来たんだから....」
ベッドに横たわりながら
抱き寄せて背中をトントンして落ち着かせる
『....イヤなわけじゃないの。
でも....自分に自信がなくて....
福良くんはいつもちゃんと自分を持ってて
しっかりしていて、誰にでも優しい心の余裕もあって、
頭もいいし....かっこいいし....何でもできるし....』
「ちょっと待ってよ、嬉しいけど
俺のこと、持ち上げすぎじゃない?笑」
『ううん、全然。
福良くんはずーっとかっこいいし
これからだってずーっとかっこいいよ。』
首を振って大真面目に言うAは
俺を過大評価しすぎなのか、自分への評価が低すぎるのか。
どちらにしてもこれ以上言ったら
Aの話の筋を曲げてしまうので、一旦流すしかない。
『それに比べて私....
頑張っても頑張っても、全然ダメで....
全然コンプレックスが解消されなくて....』
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作者名:ぴょん | 作成日時:2024年1月24日 23時