【QK】ご近所の彼女【fkr】 (ページ31)

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もともと綺麗なうえに

東京で洗練されて
成人もして

誰の目にも止まるような女の子だけど

....多分、

俺の知る限りでは
見た目よりも中身は全然ピュアで

男子一人暮らしの部屋に
1人で来るなんて

Aだって、馬鹿じゃない

倫理観だって危機管理能力だって
ちゃんとあるはずだけど

それでも来るってことは....？

緊張はそれなりにするけど、
自分が傷つかないためにも深い意味はないと思って
気楽に構えていようと迎えたつもりなのに

今、目の前にいるAは

女子のファッションに疎い俺でも分かるくらい

今日、家に来るだけのスタイルにしては....

ちゃんっと、しすぎてない....？

その服、揺れる髪、
近づくとふんわり香るいい香り

....全部、"俺に会うためだけ"にして来た....？

....だとしたら、

俺、もう我慢しないけど、？

『あれ？これもしかして....
マカロンまで用意してくれたの？！』

この前言っていたマカロンの袋を見つけて、
キャッキャ嬉しそうに喜ぶ顔も

『ごめんね、忙しいのに....
いろいろワガママ言っちゃって....

沢山お願い叶えてくれて、ありがとう..！』

「いや、こちらこそ、
何ならお礼遅くなってごめん。」

『ううんっ、全然！嬉しい♡！』

楽しそうに話す明るい言葉も全部

俺だけのものにしたいって。
言いたいんだけど。