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向かって歩いてるうちにも
酔っ払い同級生達の声も
ますますヒートアップしていて
背後から周りの人も気づいて
心配している視線を感じる



酔っ払い男子「北川〜!お願い!
俺と付き合って下さい!!!!

お願い!せめて!今晩だけでも!ホテル行こ!!!!

もう、ほんと、これだけお願い!

今晩だけ!一回だけ!」





....もう、全部に呆れる





「ちょっと飲み過ぎ、。笑
そんで、やりすぎ。北川引いてるって、。笑」




北川の肩に手をかけようとしたところを遮って入った




言ってることやってること
全てに呆れてるし
呆れすぎて顔はつい笑っちゃうし
何気ないように笑って言うけど



みぞおちあたりでは
怒りの熱が爆発しそうだった



冷静に水を渡しながら

久しぶり、とりあえず落ち着きなよ。

って、会場の壁に沿って
配置されている椅子に座らせてから



もう、皆んなの目とか
気にしてられる余裕もなく



「こっち....」



北川の手を引いて
もといたテーブルの方へ


気づいて心配して様子を見ていた
北川と仲のいい女子達も集まって来ていた


何事もなかったかのように輪に戻って
皆んなと話しながらクールダウンするけど

ほんの少しの間の出来事とはいえ
一瞬でムカついたし
北川の顔を見られない



品のない言葉で北川に話しかけた
2人にはもちろんだけど
多分、俺は、
北川にも少し怒っていて


あんなのに声かけられるような隙見せんなよ。


って、北川の顔見たら言いそうで。



しばらくして、横から服の裾を
つんつんっと引っ張られた

落ち着いて北川に顔を向ければ



『....さっきは、ごめんね。、ありがとう。』



俺だけに聞こえる小声
....その上目遣い。



はぁ〜〜〜



怒りを落ち着かせたばかりの心臓が
俺の意思とは関係なく、また速くなる



「相変わらず、モテるよね。笑」



....もぅ俺以外にモテるのヤメてよ。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぴょん | 作成日時:2024年1月24日 23時

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