同窓会 ページ16
事前に実家で
兄の冷やかしの洗礼を受けててよかった
....何か、最近
北川と会いすぎて麻痺していたけど
もともとキレイなうえに
ドレスアップした北川は最強すぎて
もう俺の目が贔屓してるのは
しょうがないけど
やっぱりバレエをやっていたせいもあってか
顔が分からなくても立ち姿勢からして
遠目からでも目を引く綺麗さで
その隣りを歩いて会場入りの俺って
同級生「おめ〜....」(お前、どういうつもり？)
同級生「おい、てめ〜....」(お前、どういうことだよ？)
同級生「....どした？お前、ちょっと話聞こか？」
(お前、何があったか説明しろや。)
久しぶりとか、再会を喜ぶ前に
めちゃくちゃ事情聴取てか、尋問を受けた。笑
多分北川も北川で女子に聞かれてた模様....
もうそこからは別々になって
とりあえず一通り皆んなに説明させられた後、
そのまま部活仲間と一緒に
立食形式のテーブルを囲んで
懐かしい先生方の挨拶や講演を聞いて
飲んで
久しぶりにいろんな話をして
めっちゃ楽しんでいたら....
テーブルの向かいに立っていた友達が
グラスを口に当てたまま、俺の後ろを指差した
友達「....福良、あれ。」
振り返ると、
一瞬誰かと思ったけど
もうすでに酔っ払って肩を組みながら
千鳥足気味の同級生男子2人が
会場のドア付近で明らかに北川に向かって
ダル絡みしてるのが見えた
北川、見た目は派手になったけど
中身まで軽くなったわけじゃない
そんな簡単に距離縮められて....たまるか。っての。
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作者名：ぴょん | 作成日時：2024年1月24日 23時
