元歴代最年少幹部の弟。【文スト】×【名探偵コナン】

９話 ページ12

Asaid

はぁ、やっと死ねると思ったのに。

A「ｹﾎｯｹﾎｯ………ん………。」

？1「ねぇ、大丈夫？」

子供か？面倒くさ。

？2「川に飛び込む位、悩んでいるんでしたら、私が話を聞きます！！」

悩み？僕の悩みなんて、解決しないのに……。
それにしても、

A「………………助かったか……………………ちぇ。」

皆「ちぇ！？」

何？煩いんだけど。

A「君達かい？僕の入水の邪魔したのは……。」

皆、は？って顔してる。

A「………また、死ねなかったよ。」(ﾎﾞｿｯ

？3「またって、お前！命を軽く見るんじゃねぇ！！生きたくても、生きれない人間もいるんだぞ！！」

生きたくても、生きれない。其れくらい、知ってるよ……。"彼"と、もっと一緒にいたかった。

？2「お父さん、言い過ぎだよ！それ位、悩んでるかもしれないし、体だって…。」

僕の思ってることは、誰にも解らない。唯１人、否、２人だけ僕の思ってることが解ってくれる人がいた。けど、２人とも、どこか遠くに行ってしまった。

その時、
ピーポーピーポー(語彙力

A「？」

？2「あっ、救急車！……あの、一応病院で診てもらいましょう。」

救急車なんて要らない。

隊員「今来ました！！」

？3「おう！コイツだ。川で流されて……」

隊員「歩けますか？」

A「いいよ。病院何て行かなくて良い。自分で帰れる。」

隊員「えっ、でも脳とかに異常がないか等の検査や、その怪我も……」

A「良いって。……僕、もう帰る。」

そう言って、立ち上がり、家………と言っても首領が用意してくれたマンションに帰ろうとしたら。

？2「待って！」

A「……何？」

まだ何かあるの？

蘭「悩みがあるなら、話して下さい。１人で抱えないで下さい！」

A「………話して何になる？君に言って何になる？失ったものが返ってくる？話しても意味なんてない。」

いくら、人に話しても"彼"が帰ってくることはない。話せば話すほど、それが現実だと解ってしまい、もっと辛くなる。なら、話さなければ良い。ずっと、誰にも…………

？2「………。」

嗚呼、黙っちゃった。

A「…もういい？」

此処に居ても、気分が悪くなるだけだ。そう言って、今度こそきちんと帰った。

１０話→←８話

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー文豪

谷崎潤一郎「今日もお疲れ様です！」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す