元歴代最年少幹部の弟。【文スト】×【名探偵コナン】─弐─ (ページ3)

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４４話ページ3

──コナンsaid──

そんじゃ、
安室さんに交渉してみるか。

─翌日の夕方─

──ポアロにて──

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

ドアを開けると同時に鳴るベル。
そのベルの音に反応して、安室さんがこちらを見た。
店内には、誰も居ない。

安室「やぁ、おはよう、コナン君。」

コナン「おはよう、安室さん！」

俺は早速、いつものカウンターに向かった。
梓さんは今日は非番らしい。
そういえば、修治さんってここに来たことがあるよな……。
と思いながら、アイスコーヒーを頼んだ。

安室「今日はどうしたんだい？」

コナン「安室さんに頼みたい事があって。」

安室「頼みたい事？」

そう言って、アイスコーヒーを置いてくれた。

コナン「ありがとう。……修治さんの事について、ね。」

安室「！あの人について……か。……少し店を閉めてくる。」

コナン「ありがとう。」

こういう、大事な話をするときは店を閉めて、誰も居ない状況を作ってくれる。
それがとてもありがたい。

少しして、安室が戻ってきた。
そして、自分の飲み物、コーヒーを持って、俺の隣に座った。

コナン「修治さんに会えるかもしれない。」

安室「その根拠は？」

コナン「ただの憶測に過ぎないけど、○×デパートに来るんじゃないかと思う。」

安室「○×デパートって、今度バーゲンセールが行われるっていう……あの？」

コナン「！知ってたの！？」

安室「ああ、仕事中に聞こえてね。でも、何でそこに……」

コナン「前、一緒に買い物に行ったことがあるよね？」

安室「ああ、途中で強盗に巻き込まれた…」

コナン「うん。あの時、修治さんこう言った。

『日用品や、食材を買うつもりだ』

って。そして、前回は日用品だけしか買えなかった。」

安室「そして、あのデパートは今、警察によって封鎖されている。ここら辺にあるデパートとといえば───」

コナン「○×デパートしかない。だから、行くとしたら、そこに限られてくる。」

安室「○×デパートに来る確率が高いと。」

コナン「うん。それで、修治さんに会えたらまた探ってみる。だから、安室さん一緒の方がより探れると思って。
それに、心強いし！」

安室「分かった。じゃあ俺も行くよ。日時はいつなんだ？」

コナン「今週末だよ。」

安室「今週末か、オーナーに休みを貰っておくよ。」

コナン「ありがとう！」

安室「いや、こっちこそありがとう。貴重な情報だ。」

そうして、交渉は成立した。